[国の借金は問題ない]って本当ですか?
「[国の借金は問題ない]って本当ですか?」森永康平 技術評論社
副題に~森永先生!経済ど素人の私に、MMTの基本を教えてください。
森永と読むと、てっきり森永卓郎だと思い込んでいました。
森永卓郎というと、反政府、反自民で、読まなくても中身は分かるな、と思い込んでいました。
あれ、別人じゃん、森永康平、経済アナリストで大学教授じゃないのだ。
知らんかった、二人は親子なんだそうです。
この本、目次がありません。
素人が疑問を呈し、プロが答える、という問答形式になっています。
題名がこの本の趣旨を語っています。
くどいくらい、平易に解説しています。
[国の借金は問題ない]なるほど、と理解が進みます。
ギリシャやレバノンが国債の償還が不可能になったのは分かります。
フランスやドイツは国債の償還が不可能になることはないのか。
自国通貨じゃないユーロで国債を発行するからねぇ。
こういう場合はどうなるんだろう、そこも解説してほしかった。
第1章 「国の借金は問題ない」って本当ですか?
第2章 「銀行がお金を生み出している」って本当ですか?
第3章 「税金は国の財源ではない」って本当ですか?
第4章 「ハイパーインフレは起きない」って本当ですか?
第5章 お金とMMTにまつわるQ&A集
第1章~第4章までの、本当ですか?は 本当です。わたしも納得できます。
ここまで実に説得力がある。
第5章についてですが
「消費税は平等な税制」って本当ですか?
「消費税は預かり金である」って本当ですか?
「少子高齢化で経済成長できない」って本当ですか?
「日本経済は成熟しきったから成長できない」って本当ですか?
「終身雇用制度が経済成長を鈍化させた」って本当ですか?
「公共事業は税金の無駄遣い」って本当ですか?
「中小企業の生産性が低い」って本当ですか?
これからの日本経済はどうすればいいんですか?
最後の質問を除いて、本当ですか、の回答は、いいえ、違います、です。
視点が定まっている。ちょっとこの人に注目して行きたいです。
最近のコメント