陰陽師瀧夜叉姫
「陰陽師瀧夜叉姫」夢枕獏 文芸春秋
そうか、陰陽師安倍晴明を再び世に出したのは夢枕獏の仕業であったのか。
数えてみれば、陰陽師シリーズは11巻、数え漏れがあるかもしれない、もっとあるのかもしれない。
ここで対立する立場、スターウォーズで言えば帝国軍、仮面ライダーで言えばショッカーは、平将門、その亡霊です。
平将門は亡んで、その20年後の設定になっております。
安倍晴明の時代がおぼろだったが、その頃の住人なのかい。
この陰陽師のシリーズ、他の作品を続けて読む気にはなりなせんね。
悪役の恨みつらみに共感できない、遠いものにしか思えない、からでしょうかね。
もっと時代をさかのぼると、小野篁がおります。
夢枕獏、小野篁をシリーズ化してくれないかなぁ。
小野篁は、昼は宮廷を勤め、夜は冥界に降りて閻魔大王の手助けをしていたというから、怪奇ロマンのはちゃめちゃ小説には持って来いの題材じゃないかしら。
小野篁ゆかりの山に篁山というのがあります。
http://sherpaland.net/report/takamurayama.htm
小野篁について語っているので、寄り道してみてください。
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