レインツリーの国
「レインツリーの国」有川浩 新潮社
有川浩の作品といえば、ユニフォームの組織、自衛隊、まずそれを思い浮かべてしまいます。
違います。聴覚障害者のお話です。
さぞかし、難しいお話なんだろう?
違います。真っ直ぐなラブストーリーです。
この年齢になると、ラブストーリーは苦手になってしまいます。
それなのに、次は、次はと、ときめきながら読み続けてしまいました。
レインツリーの国とはブログのタイトル、このブログを発見したところからお話しは始まります。
映画アイゴットメールのようなメールのやりとりの展開
このあたり、効果的で、健常者と聴覚障害者の観点・立脚点の違いが明らかになります。
ハッピ-エンドです。
有川浩のお話で、ハッピーエンドでないものがあったら教えてちょうだい。
毎度おなじみのユニフォーム系からずいぶんと離れすぎているじゃないの。
ご亭主が突発性難聴にかかり、治ったんだが、聴覚障害の恐怖を味わった、そこから聴覚障害の勉強を始めたのだそうです。
図書館シリーズで図書館内乱、そこで検閲を強化する組織と渡り合うことになります。
検閲すべき本が「レインツリーの国」
こんなところに登場します。
図書館シリーズはメディアワークス、たぶん、角川書店系
このレインツリーの国は新潮社
出版社が違うのに、コラボレーションをやってのける快挙です。
よくまぁ、商売敵を乗り合いにさせたもんだと感心しております。
有川浩の本はええぞぉ。この本もダンゼンオススメです。
« 南座、ミュージカル阿国に行きました | トップページ | 悪党たちは千里を走る »
コメント