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2007年6月28日 (木)

家族善哉

「家族善哉」島村洋子 講談社
ゆるぅいお話しが読みたいな。
この著者の略歴ラインアップを見たら、絶対、ゆるいお話しに違いない。
期待にたがわず、ゆるいお話でした。
高校一年生で妊娠してしまいました。
学校を止めて結婚しました。
娘が大きくなったころ、高校に行きたくなりました。
娘と母親が二年生で同じクラス、息子が一年生で同じ高校に通っています。
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「アホ。こんなキレイなお嬢さんに間違いがあったら困るから、父としてワシはここにおらしてもらう」
「間違いって、どういうやつやのん?俺は高校生やし、何しろ風邪ひいてパジャマ着て寝ててんで」
「アホ。よう考えてみぃ、オマエのお母ちゃんが将来の伴侶となる男と巡り合ったのは、オマエぐらいの年齢なんじゃ。年がナンボであっても何が起こるかわからへんのが男女の仲なんじゃ。お父ちゃんは責任ある保護者としてここにオマエを見張っているんじゃ」
「それ、お母ちゃんと巡り合った男ってジブンちゃうん?それ、ジブンが危なかった、って話ちゃうん?」
「そうや」
「その上に今のオマエたちのくらしがあり、このキレイなお嬢さんと知り合った今日のオマエがあるんじゃ。人生は縁やなぁ」
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一部引用しましたが、ゆるさの加減がわかるでしょ。
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「雨はひとりに降るものではない」とはよく言うけれど、ひとりだけに集中豪雨的に降る雨もあるのだ、と新哉は男らしくあきらめていたのである。
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ゆるいだけじゃないよ、哲学を語る場面もあるから面白いね。

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