バイアウト
「バイアウト」甲田真音 文芸春秋
副題が企業買収となっております。
エイベックスと思えるような音楽会社があります。
浜崎あゆみと思えるようなシンガーを抱えている会社です。
ドンキホーテと思えるような会社がTOBを仕掛けてきます。
どっかの外資ファンドと別のファンドが続いてTOBを宣言します。
経営陣は悩みぬいて焦土作戦を実行します。
以前から、密かに株を買い集めていたのが、村上ファンドを思わせるような会社です。
上手に売りぬけを図ります。
全部、ぺしゃんこになるようなどんでん返しがあります。
焦土作戦の内容とか、どんでん返しの内容は、ここでは明かさないことにします。
読んでみてください。へぇぇ、へぇぇ、そうなの、の連続になると思います。
登場人物の生い立ち・人間関係が複雑です。
情熱のキーになるのはそれなんですが、そこには触れないでおきます。
わたし、前々から思っています。
株式を公開上場した以上は、買占めとか乗っ取りにあうのはしょうがないのじゃないの。
嫌なら、非上場未公開のまま抱えておけばええのにね。
甲田真音の真音とは、彼女、外資の証券会社でトレーダーをしていたんですってね。
売った、買った、を、ユァズ、マイン、で遣り取りしていたんですってね。
ダン、で取引成立。
その当時のマインをペンネームに持って来た、そんなうわさですが、ええね、ぴったりの名前です。
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