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2007年8月 3日 (金)

窓口職員奮闘記

「窓口職員奮闘記」関名ひろい 文芸社
苦情こそ我が人生、サブタイトルにこうあります。
某市役所を定年退職した地方公務員の述懐です。
中の一部を抜書きしてみると

火葬許可証:葬式のどさくさで火葬許可証を紛失してしまった。再発行は?
そんなに簡単に出るもんじゃありません。

実母に会いたい:戸籍謄本を初めて見て、自分が養女であることがわかった。大事にされて育ててくれたのは解っているが、それでも実母に会いたい。どうせればいいですか。
ここにあなたの生みのおかあさんの戸籍がかいてあります。そこからたどることができます。そこの市役所を訪ねたら、単刀直入に事情を明かしてしまうのが一番です。これなら、協力してくれるでしょう。

出生届と国民健康保険:本筋から逸れるお話しなんですが
淡々と語る男の前で、所長は頭を下げ続けしかなかった。窓口では、怒鳴り散らす住民のほうが概して扱いやすい。職員の非を細かくついて来るタイプこそ曲者なのだ。あとで必ず、本庁に出張所での一部始終を通報するのだ。男はひとしきりクレームを繰り返したあと、無言のままパンフレットが置かれている棚から”市長への手紙”の記入用紙を、鷲掴みにして立ち去った。

発行されなかった身分証明書:市役所で身分証明書が発行されるとは知らなかった。
本籍地と筆頭者を記入してくださいね。筆頭者はお父さんになりますね。貴方は未婚---ですよね。あと、”誰が必要ですか”の欄には貴方の名前を書いてください。
知らなかったんですが、市役所で身分証明書が出るんですか。
はい、本籍地のある役所で交付されます。身分証明書は、その人が社会的に法律行為ができますということを明らかにします。たとえば、銀行などからの借り入れの判断ができる能力があるかなどです。それには、三点の要件があります。それをクリアしなければなりません。ひとつは、"禁治産者や準禁治産者でない”こと。ふたつめは”破産者でない”こと。そしてみっつめが”後見人がついていない”ことです。

戸籍謄本附票の価値:いえね、息子の車のことなんだけどね。息子は転勤が多いだろう。それで、住所変更しないうちに車検になっちまったらしいんだ。いまの住民票じゃ車検を受けられないらしい。なんとかならないかなぁ。
住民票は転出すると除票となります。福岡の住所は、仙台住民票のの旧住所に、名古屋の住所は福岡の除住民票に記入されています。でも、取り寄せるのが大変ですねぇ。そうだ、戸籍の附票じゃだめですか。
なんなの、その附票って。
ええ、その人の住所変更の記録が記入されているんです。
へぇ、なるほどね、ディーラーに聞いてみるか。

へぇぇ、市役所の窓口業務とはけっこう大変な仕事なんだ。
それぞれが1ページから3ページ程度のエピソードで構成されています。

あとで気が付いたのだが、出版社が文芸社、わかっていれば手に取ることもなかったのだが。
自費出版で悪名高い出版社も数々あります。
ここがそうだとは言わないけれど、漏れ聞こえる噂はありますよねぇ。

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