シリウスの道
「シリウスの道」藤原伊織 文芸春秋
2007/07/03付けで、同じ作者の「ひまわりの祝祭」を呼んでいたく感銘を受けました、ということを発言しています。
著者は長く電通に勤務し、広告業界には堪能です。
その広告業界のお話しです。
男たるもの、サラリーマンたるもの、いや、サラリーマンなればこそ、かくあらねばならぬ、のセンスにあふれています。
そりゃぁね、かくあらねばならぬのは理解できるが、平凡な人間が同じ行動をしちゃぁいけません。危険だよ。
中学1年生のころ、ひとを殺すか殺さないか、修羅場をくぐったことで、人生の芯が出来たというもんです。
平凡な人間は、スーパーマンの行動・度胸に胸躍らせてカタルシスを得る、これでええんです。
藤原伊織は著書が少なく寡作です。
追いかけたい作家のひとりになりました。
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