ぶしつげですが
失礼ですが、という、話しを切り出す前にしゃべる言い方がありますが
ぶしつげですが、と言ってもよろしい
意味としては、不躾け、なんですが
音節、シラブルとしては、ブシ・ツケですが
2音2音に別けて発音してしまいます
ふぅん、それがどうしたの?
あなた、それはほんとに不躾けだ、ここのところは聞き流してくれなくちゃぁ
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失礼ですが、という、話しを切り出す前にしゃべる言い方がありますが
ぶしつげですが、と言ってもよろしい
意味としては、不躾け、なんですが
音節、シラブルとしては、ブシ・ツケですが
2音2音に別けて発音してしまいます
ふぅん、それがどうしたの?
あなた、それはほんとに不躾けだ、ここのところは聞き流してくれなくちゃぁ
「まほろ駅前多田便利軒」三浦しをん 文芸春秋
三浦しをんは、「風が強く吹いている」で発見した作家なんですがね
この「まほろ駅前多田便利軒」が直木賞受賞作とは知らなかった
便利屋のお話なんですよ
便利屋という設定は便利がええよね、弁護士や探偵社のように、依頼者が変わればその都度お話しがくりだせる
その便利屋に、高校時代の同級生が転がり込んでくる
高校時代には言葉を交わしたこともないのに、負い目があるんですね、それで、転がり込むのを拒否できない
どのお話しも、欠損家庭のお話しなんですよ
欠損家庭だから希望がないような、最後には、希望を残しているような、書きようです
もともとは、別冊文芸春秋に連載されていたものだそうだが、あそこの土俵では書きよう文体が似つかわしくないような気がする
文体が乾いているんですよ、情感を込めないように叙述してあるんです
それなのに、書いているのは欠損家庭、こんな書きようのほうが合っているからかね
いきます、食べます、お願いします
これを
いきマンモス、食べマンモス、お願いしマンモス
こんな風にシャレで言い換えてしまうやり方
前々からあるオシャレなんでしょうかね、最近のものでしょうかね
わたしの中ではスベッテいるんですが、共感、共感、気分はぴったりハマッテおります、こんなひともいるでしょうね
いえね、某ブログで遭遇しましてね、この言い方だけは違和感があるなと、そんなここ最近の心持ちでしたぁ
広島、湯来の阿弥陀山に行ってきました。
取り付き点を探すのに苦労しました。
入口に看板があると聞いたのに、全然見つからないのですから。
出水で、ごちゃごちゃに破壊されて、看板も消え去ったのが真相のようです。
麓から見上げて、こりゃぁ傾斜がきついぞぉ、と覚悟しましたが
予想以上にきつい傾斜でした。
頂上での展望はあまり効かないし、労力かけた割には効果はいまいちでしたねぇ。
「陰の声」逢坂剛 講談社
近藤重蔵始末の5巻目なんですがね
火付盗賊改方だったんですが、4巻目から長崎勤務
長崎奉行手付出役として、抜け荷、密貿易取締りで薩摩と渡り合います
この作品のヒーローなんですが、なぜか同感できない
男前は男前なんですよ、印象として巨漢みたい、お相撲ほども大きいのじゃないかな
ウィキペディアで近藤重蔵を検索してみたんですよ
蝦夷探検のあの男と履歴が似ている
このシリーズ、蝦夷地探検までお話しが延びるかもしれない
その後、出世を重ねたが、傍若無人が過ぎて、蟄居閉門
違和感があって遠目に読み続けているのだが
いまは颯爽とした捕り物のお話しなんですよ
どこまでもどこまでも、このシリーズは繰り広げて行けるもんでしょうかね
アメリカで低所得者向けの住宅ローンの債券化、いわゆるサブプライムですがね。
日本でも、似たような劣化債権が浮かび上がってきました。
サラ金、この業界は金利規制で青息吐息です。
9月21日に中堅サラ金のクレディアが民再を申請。事実上倒産しました。
おどろくべきは、株主で、20%をJCBが持っています。
中堅でこれだもの、大手は金融機関が直接支配しています。
ここで言いたい焦点は、サラ金の借り手の資金使途です。
サラ金で借りて家を建てるわけじゃなし、借りた金はパチンコに向かうのだそうです。
サラ金業者の運転資金が枯渇して、貸すのに選別を始めました。
パチンコ業者が困りました。
客が入らなくなった。
おまけに、賭博性が強いと法規制が行われ、要するに、面白くなくなった、ゲーム性が損なわれたわけです。
全国で1万数千軒あったパチンコ屋が、年内には1万軒を割るだろうと予想されています。
サラ金も、パチンコ屋も、韓国北朝鮮、いわゆる在日の業者が多いので有名です。
このところ、朝鮮総連も押しまくられて、政治性を発揮しようにもどうにもならない状態です。
「第三の隣人 中国朝鮮族」というブログがありました。
そこで、今年の6月ごろ、サラ金が危ない、パチンコが危ないと、在日内部の状況レポートがありました。
なぜか、8月でブログを閉鎖してしまいました。面白かったのに残念です。
ふふん、たかがパチンコじゃないか。どうっちゅうことないわい。
ところがね
パチンコ業界の従業員数は自動車産業の従業員数より多いのだそうです。
パチンコ業界の売上高は鉄鋼業界の売上高より大きいのだそうです。
金融機関からのサラ金業界、パチンコ業界への貸付は回収できるでしょうか。
従業員が他業種へうまく転職できるでしょうか。
山頂に通信塔があって電気が通じています。
冬季には雪で埋もれて行けない山もたくさんあります。
そこで、電気の検針ですが
冬季には、雪に埋もれようと歩いて検針に行っているのでしょうか。
固定料金にして、検針の手間を省いているのでしょうか。
さらに疑問
雪に埋もれない瀬戸内沿岸の山では、検針しているのでしょうか。
「義元謀殺」鈴木英治 角川春樹事務所
今川義元は都に上る途中、桶狭間の合戦で討たれたのは史実です。
その前段階で、織田方から今川義元を仕物にかける(暗殺する)動きがあった、これがこのお話しのやりとりです。
普通は、仕掛ける側に感情移入して応援するものですよね。
迎え撃つ側に肩入れしているから不思議です。
織田方には、忍者、性格異常者などがいて、著者としても、扱いに愛情が乏しいのは見てとれます。
今川方には、忍者などの用意はなく、普通の武士が意を砕いて防戦に努めます。
著者の出身が沼津なので、なるほど、郷土愛なのかと納得できる部分でもあります。
尋常の戦いで、両軍は遭遇し、合戦は織田方の勝利に終わった
これが史実ですが、その前々の暗殺が伏線で、これがもとで今川義元は討ち取られた。
ま、時代小説は史伝じゃありません。
どれだけ中身に、嘘を、ファンタジーを、盛り込めるか。
いやぁ、なかなかのもんでした。
よめさんの要望で八国見山に登ってきました。
いま、縄文遺跡の発掘のアルバイトをしていますが
発掘現場から八国見山の姿がよく見えるのだそうです。
山そのものは単純で、すぐに登って降りられますが
いったん、山の姿を覚えると、目に付きやすい山です。
ラジオを聞いてるひとだけしか解らないことなのだが
ラジオで、「ジャパネットたかた」の通販CMがあります
そこで活躍するのが、社員のMC担当というべきか、宣伝員というべきか
課長級なのが杉町、今でも出番は多い
次席が小野村なのだが、今まではひんぱんに出ていたのに
このひと、ここ数ヶ月声を聞くことがない
退社したのだろうか、配置転換でよそへ行ったのだろうか
よその会社のことなんだが
看板社員ともなると、どうしたのだろうと気になるもんです
48番大樹寺、49番森福寺、中国薬師の巡拝はここで参拝が終わりました。
宗教心に駆られてのことではなく、人文地理文化環境を確かめたくて巡っています。
人生遅くから中国地方を経巡っていますが
だいぶ詳しくなりました。
鳥取は遠い
今回は最初から、寺のついでに山に登るのは止めにしました。
岡山鳥取の脊梁山脈で、めぼしい山を眺めながら往復しました。
http://sherpaland.net/chugoku-yakushi/48/48-top.htm
http://sherpaland.net/chugoku-yakushi/49/49-top.htm
あぁいぃうぅえぇおぉ
かヵけヶ
つっ
やゃゆゅよょ
わゎ
ローマ字入力で、頭に x と空打ちして、あとは通常の打ち込みで
あ ぁ つ っ や ゃ
ただし
か行は か ヵ け ヶ カタカナ表記になり、きくこは変わらない
た行は、つ っ のみで、たちてとは変わらない
な行は、んあ んい んう んえ んお こんな変化になってしまう
理由と成り立ちは知らないが、こんな具合になっているのかい
「血の城」鈴木英治 角川春樹事務所
高天神城が舞台です。
徳川家康が高天神城に肉薄して、ここが落城すると、武田勝頼は一気に威勢を失うことになります。
お話しの展開は城の攻防ではありません。
攻防の合戦はお話しの一部ではあるが、本筋は徳川家、武田家の城内での出方、カードの切り方にあります。
お話しの傍流に、野武士の群れ、武田の忍び、ではなくて諏訪の忍び、旧今川の忍び、ちょっと油断すると、今出ている○兵衛は何物だったかな。
お話しを離れて、新しく発見したこと
高天神城とは、三川遠江信濃の接点にある山岳の城だと思い込んでいました。
大間違い
静岡と浜松の中間で、東名高速道路東海道新幹線よりも南の、遠州灘の海岸に近い位置にある城でした。
それじゃぁ、徳川にとっては武田の出城が間近でこの上なく邪魔、武田にとっては駿河から京へ登る重要拠点というのはよく理解できます。
やっと納得、城の攻防に血道をあげるのも当然だ。
歴史は勝者敗者がはっきりしています。
その中で、ふむ、そんなこともあるかもしない、そんな虚構を語るのが時代小説です。
あるわけないじゃん、その抵抗をねじふせて、語り通しました。
ウルフルズの歌なんですがね
Give me、チャンスをくれよ
ここんとこ、どう聞いても
Give me、チャン
スをくれぇょ
このようにしか聞こえない
息継ぎか、リズム取りのせいなのか
ま、こんな風に言葉を断ち切ってしまうのは
よくあることですがね
「影絵の騎士」大沢在昌 集英社
時代は2048年、日本は多民族国家になって、不法滞在した外国人から生まれた子どもがあふれています。
東京はトーキョーという名前に変わり、スラム、ゲットーに変わってしまいます。
東京湾に埋め立てた巨大島に映画スタジオが建設され、原発と同居して、原発を守る警察があり、映画スタジオは自治組織になり、警備を担当するSS、この両者で人工島の秩序が維持されることになります。
ここまでがマエフリで、こんな状況なんだと覚えてください。
主人公は元調査員、引退していたのに、引き出されて、映画スタジオの犯罪の調査を依頼されます。
もひとつ、この主人公に感情移入できないんですよ。
もともと、この未来状況がのみこめない。
トーキョウー、本土側にはネットワークがあります。テレビ局のことですね。
視聴率を取るために、犯罪を中継して、あるいは、犯罪を企画して、その投稿ビデオと称して放映します。
いっぽう
人工島の映画スタジオでは、ロシア人チェチェン人などのファミリーがマネーロンダリングで映画を作製しています。
そこで、両者が結びついて、なんだかんだ、ああだこうだ。
もひとつ、とっぴ過ぎて気分が乗っていけません。
大沢在昌は名うてのストーリテラーですが、なんだかなぁ、存在感が乏しいので共感できない。
仮面ライダーや赤レンジャー黄レンジャーのおはなしを読んでいるような気がしてきます。
しぇるぱ内部検索ともしぇるぱ風土記とも称していますがね
そこで、中四国から西のしぇるぱ
今月の検索数の上位8位まで
[1] 国宝、投入堂の三徳山、再び
[2] 日本海が見える浜田の漁山
[3] 伯耆の国府、四王寺山
[4] 大山の麓、鬼住山
[5] 大山の前の峰、米子の孝霊山
[6] 島根県幡屋三山、馬鞍山、大平山、八重山
[7] 尼子武将の城跡、高瀬山
[8] 出雲日御碕の高尾山
第1位はメジャーだから、これはありうることだろうな
2位から8位まで、みんなニューアップで、どの山もマイナーな山ばっかり
よくまぁこんな山々を検索しましたね
あなたがた、眼が高い
あっぱれあっぱれ、賞賛にあたいします
「にこにこ貧乏」山本一力 文芸春秋
週刊文春連載の短文の集まりです。
週刊誌で見開き2ページ分だから短い、そこがええんですね。
身辺雑記、たいがいが同時平行の身内話が大部分です。
たまに生まれ故郷の高知の話が出てくるが、そこはほんの少し
にこにこ貧乏の本質は子供時代にあるのだが、読んでいるほうとしては、必ずしもにこにことしながら読み続けられるわけでもない。
貧乏から脱却した現在の身辺雑記のほうがにこにこできるというものです。
取材や現地調査で地方に行った話では
なるほど、あの小説のことで行ったのか、と楽屋話を聞く思いです。
東源寺に寄ったついでに金峰山に登ってきました。
ピークハントで一生懸命にひとならともかく
登ってそれほどの魅力は感じられませんでした。
ただ、不思議なことが
三角点が掘り返されて埋め直したような形跡があることです。
なんぼ、工事の都合だからと言っても、国土地理院が許すでしょうか。
鳥取県でも、兵庫県に近い東の果てに行ってきました。
いやぁ、長い。ガソリンの消費具合で比べると、下関と匹敵します。
この寺も、恐るべき破れ寺で、札所として選定した度胸はたいしたものです。
なんぼ昔々に由緒正しいものがあろうと
零落したのが痛ましくて近寄りがたい、こんな寺はピックアップしてはいかんぞよ。
このあと、近所の金峰山に登ってきました。
編集はもうちょっと待ってね。
ラーメン店を評価して
味は当りである
味は当たり前である
似た表現なのに、内容は大きく違う
期待せずに食べてうまかったら当りだし
うまいのだが値段がなぁ、という場合は当たり前
「江戸は心意気」山本一力 朝日新聞社
短文ばっかりのエッセイ集です。
江戸時代のお話が主だと思ったら、違った、高知県から東京での育成記が主でした。
講演の書き起こしが収録されていますが、これが一番面白い。
江戸下町に学ぶ生きる知恵、これが講演のタイトルです。
ネタのメモを少々
奉公の始まりは8歳~12歳くらいの丁稚小僧
小僧時代は無給、奉公の代わりに、読み書き算盤をしっかり学んだ
お店奉公が出来るのは優れたこどもなればこそ
15歳になると手代に取り立てられた
手代はまだ住み込みだが、給金がでる
店のお仕着せ(制服)を着ている者ならなんでも答えられる、一人前の手代なのだ
中国薬師もいよいよ終わりが近づいてきました。
鳥取市内、44番宝泉寺、45番座光寺、46番木山堂をめぐってきました。
やっぱり鳥取の鳥取は遠い。
残りみっつですが、三日間はかけなきゃならないかなぁ。
今回は、周辺の山に登るといういつもの習慣、忙しすぎて出来ませんでした。
http://sherpaland.net/chugoku-yakushi/44/44-top.htm
「当確への布石」高山聖史 宝島社
なんだ、選挙ものか、どれも似たようはお話しだろ。
へぇ、「このミステリーがすごい!」大賞の優秀作かい。
それなら、文句なしにチョイスだね。この大賞のシリーズでハズレの作品はないものね。
衆議院議員の補欠選挙、立候補を決めたところへ、怪しげな勝手連から推薦状がとどく。
凶悪犯罪抑止連合会、略称抑止連
怪しげな気配を感じて、候補者は知人の警官に操作を依頼する。
お話しの筋立て
○選挙戦はどのように行われていくか
○警官、退職していて元警官は抑止連にどう捜査を迫っていくか
○候補者の政策は、犯罪被害者の権利を保護し生活を安定させること
選挙戦のことは、まぁええでしょう、普通の選挙小説とそんなに離れたもんじゃありません。
ただし、無所属で、政党に属していない選挙、みんなボランティアだから、選挙戦自体を自由に書ける用に設定してありますわね。
抑止連のこと、もっと爆弾がすごいのかと期待していましたが、あんがいの小爆発で肩透かしでした。
犯罪被害者、これが結構大きなテーマ、被害のなかには心の傷も残っていて、心療内科の診療はこのようにやる、へぇぇ、そうなのかい、驚きがありました。
候補者自身、中学生時代に性犯罪の被害者、そのトラウマは今でも残っております。
まぁ、このようなネタ配りでお話しは進んで行きます。
で、結果どうなるか、それは胃ってはいかんでしょう。
そうそう、なんぼ選挙のお話しでも、これはミステリーの分野でのことなんです。
「吉原手引草」松井今朝子 幻冬社
直木賞受賞作の本ですね。
珍しいスタイル、客がね、吉原の帳場から、軒下から、いろんなところを聞き込んで回る、という筋書きなんですよ。
だから
書いてあるのは、全部、聞き込み相手の語りばっかり。
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信濃屋茂兵衛の弁
ええっ、吉原の話が聞きたい?あなたちょっと困りますよ。店先でいきなりそんんことを、大きな声でいったりしちゃぁ。店の者が変な顔でこっちをみるじゃありませんか。付き馬だかなんだか知らないけど、あたしゃ吉原なんか行った覚えもないんだからね。お門違いもいいところさ。
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舞鶴屋見世番寅吉の弁
へい、わっちになんぞご用で?----はぁ?そこで何をしてるんだって。フフ、お前さん、妙にからんでくるねぇ。こう見たところは、やくざな地回りのようでもなし。おおかた暇をもてあます道楽息子という格だが、まあこっちも暇ついでだ、相手になろうじゃないか。
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さんざんいろんな人に聞き込んで、このひと、何を知りたいんだろ、花魁葛城について訊ね回っているが、花魁葛城が何をしたっていうんだろ。
聞き込んでいるうちに、花魁葛城の生い立ち、癖、身のこなしがだんだんと明らかになってきます。
芥川龍之介の藪の中、黒澤明の羅生門、このスタイルと同じなんですよ。
聞き込む本人は登場することはない、聞き込む相手の語りだけでお話が展開していきます。
で、花魁葛城の何を知りたくて聞きまわっているのかって?
うぅん、それはナイショ
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