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2007年9月16日 (日)

影絵の騎士

「影絵の騎士」大沢在昌 集英社
時代は2048年、日本は多民族国家になって、不法滞在した外国人から生まれた子どもがあふれています。
東京はトーキョーという名前に変わり、スラム、ゲットーに変わってしまいます。
東京湾に埋め立てた巨大島に映画スタジオが建設され、原発と同居して、原発を守る警察があり、映画スタジオは自治組織になり、警備を担当するSS、この両者で人工島の秩序が維持されることになります。
ここまでがマエフリで、こんな状況なんだと覚えてください。
主人公は元調査員、引退していたのに、引き出されて、映画スタジオの犯罪の調査を依頼されます。
もひとつ、この主人公に感情移入できないんですよ。
もともと、この未来状況がのみこめない。
トーキョウー、本土側にはネットワークがあります。テレビ局のことですね。
視聴率を取るために、犯罪を中継して、あるいは、犯罪を企画して、その投稿ビデオと称して放映します。
いっぽう
人工島の映画スタジオでは、ロシア人チェチェン人などのファミリーがマネーロンダリングで映画を作製しています。
そこで、両者が結びついて、なんだかんだ、ああだこうだ。
もひとつ、とっぴ過ぎて気分が乗っていけません。
大沢在昌は名うてのストーリテラーですが、なんだかなぁ、存在感が乏しいので共感できない。
仮面ライダーや赤レンジャー黄レンジャーのおはなしを読んでいるような気がしてきます。

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