無料ブログはココログ

« 百度のロボット検索 | トップページ | ススメバチを退治 »

2007年10月29日 (月)

連歌師幽艶行

「連歌師幽艶行」岩井三四二 講談社
ここんとこ、お気に入りの岩井三四二ですが
ちょっと、この連歌師のお話しは付いて行くのがしんどかった。
連歌の世界とわたしとあまりに縁が遠すぎるのですよ。
連歌では宗祇が名高いが、その弟子の宗牧、その息子の無為と、宗牧の弟子の友軌、この三人の旅のお話です。
宗祇は実在の人物ですが、この三人は実在か架空か、そこはどうでしょうね。
戦国時代の前期、織田信長の父の信秀の時代、三河の松平がまだ今川に併呑されていない時代、今川義元が弟と争って政権を確立した時代
こんな騒乱の頃に、宮廷から文のお使い、礼状を各地の大名に配って歩くよう押し付けられます。
連歌師っちゅうのは人気商売なんですね。
各地の檀那、地方領主、大商人、寺の僧侶、どこかかしこにくらいついて連歌の興行をして、飯と酒と餞別を得て世の中を渡って行きます。
幽艶行の幽の部は、騒乱の時代ですもの、合戦に巻き込まれることもあります。ほとんど死に掛けのこともあります。
その当時、合戦が終われば、勝ったほうは略奪のし放題だったのですね。
NHKドラマ風林火山で、最初の頃、女取り、女をさらって強姦の上人買いに売ってしまう、こんなシーンがありましたが、これは普通だったんですね。
国内騒乱は明治維新が最後ですが、さすがにこの時代にはそんなお話しは聞いたことがない。
当時はまだまだ野蛮乱暴の時代なんです。
幽艶行の艶の部、あまりこれはお話しの展開がありません。
念仏踊りの興行、女が踊るのを見せるわけです。
時宗の踊りは、念仏を唱えながら足を高く上げて踏み鳴らす、そのとき、はらりと裾が開いて奥まで見えそうになる、そんな踊りなんだそうです。
興行であることは連歌師の世界と変わりが無い。
人気と評判は肝心なところです。
三人連れでも、主人公は弟子の友軌です。踊り子を巡ってピエロの役目を果たすことになります。
ちょっとこの三人には感情移入できなかったが
時代背景がよくわかって、眼からウロコでした。
その当時の領主・大名の合戦のお話しはよく読みますが
足軽の末端、村の寺の住職、旅する民衆についてはよく知りませんでした。
へぇぇ、そんなことなのかい、とデータ的に面白い箇所が随所にあります。

« 百度のロボット検索 | トップページ | ススメバチを退治 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 百度のロボット検索 | トップページ | ススメバチを退治 »

最近のトラックバック

2019年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31