塩の街(ハードカバー版)
「塩の街」(ハードカバー版) 有川浩 メディアワークス
以前、8月に電撃文庫版で読んだものです。
その後、その前後篇の雑誌連載があって、文庫版と融合してハードカバー版として世に出たものです。
あとがきを見ると面白い。
文庫版では、編集者からの要請があって、売らんがために人物の年齢を変えたり、ここは譲れないと抵抗したり、戦闘シーンを付け加えたり
いろいろあったんだそうです。
ハードカバー版で出すにあたって、本来の構想に戻して書き直し、前後のエピソードを融合させたものなのだそうです。
そのエピソードで、一番お気に入りは、武器の三曹と通信の三曹、武器が女で通信が男です。
ふたりが結ばれるいきさつが面白い。いや、いじらしい。
事件全体は、塩が宇宙から降って来る、という悲劇ですが
片隅の明るい未来を語っているので、ハッピ-エンドです。
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