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2007年12月10日 (月)

エスピオナージ

「エスピオナージ」麻生幾 幻冬社
今まで読んだ中に、「ZERO」「CO」などがあります。
ひたすらスパイや公安の世界を書き続けるひとなんですね。
戦いを挑むのは警察公安部、ロシアが相手です。
お話しの発端、ロシアのスパイの情報交換現場を押さえました。
これが端緒、モスクワから大物がやってくると情報に接します。
当然、その大物スパイと公安部の丁々発止のやりとりを期待しますよね。
彼は出没を繰り返すだけで、運営している手先と接触する気配がありません。
これはダミーでした。
日本人パスポートを持っている人物、これがキーマンです。
この男、モスクワで佐官級で、スパイ組織のだいぶ高位にいるもののようです。
この男、最後まで姿を現すことがない。
ほんとは、日本人なんか、朝鮮人なのか、正体不明です。
どうやら、身寄りのない身体障害者を拉致して、殺して、成りすました気配が濃厚です。
幽霊のような人物だが、影を示すだけで姿を現すことが無い。
公安の対象は、その幽霊が運営しているスパイに向けられます。

こうして、お話しをなぞっているうちに、お話しの行方はどういうことだったかな。
公安はロシアのスパイ組織を摘発したのだろうか。
幽霊を確保していないのだから、またスパイ組織は再建されるのだろうか。

いやぁ、公安の勤務とは大変なものですね。
監視し、摘発に至るまでの、もろもろのどろどろは、いや、もう大変。
若いころ、街を歩いていて職務質問を受けたことがある。
えらく威圧的だったが、あれは粗暴すぎるね、公安の職質ではないだろうな。
シャブの生活安全部かヤクザ相手のマルボウ、その職質なんだろうが、シャブともヤクザとも関係おまへん、ただただびっくりする職務質問でした。

この本、分厚い本なのに、一挙に読めてしまいました。
当然、お話しが面白いから。
もうひとつ、理由があります。
香港のホテルに泊まりましたが、テレビが英語か中国語なんです。
去年も香港のホテルでテレビでは難儀したので、今回は、本をザックに詰めて行きました。
理解できないテレビと向き合うより、本を持っていったほうが、はるかに賢いです。

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