逆風の街
「逆風の街」今野敏 徳間書店
サブタイトル、横浜みなとみらい署暴力犯係
マル暴の刑事の班なんですがね
印刷屋へのキリトリ、借金の返済の催促でヤクザが絡んできた。
絡んだヤクザを追ううちに、そのヤクザは警察の潜入捜査官だと判ってきた。
ヤクザのやり口は許せないし、潜入捜査官を保護しない上層部のやり口はもっと腹が立つ。
すったもんだ、あれやこれやとありますが
どんなに緊迫しても、これ以上は読む続けられない、という切迫感はありません。
火曜サスペンス劇場、土曜ミステリーをテレビで見ているように、あっちの世界のお話として、筋立てを楽しんでいられます。
主人公に感情移入しすぎて、もうこれ以上読み続けられないと、本を閉じたことがなんべんあったことか。
とんとんとんと、スムーズに読み進むことができる、これもひとつの評価ポイントです。
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