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2008年2月 6日 (水)

図書館革命

「図書館革命」有川浩 メディアワークス
まいどおなじみ、図書館シリーズの4冊目です。
「図書館戦争」「図書館内乱」「図書館危機」に続くものです。
この巻で完結して、もうこれ以上お話しは続かないようです。それは残念。
メディア良化委員会というのがあって、メディア言論の検閲をして、武装して強制しています。
対抗して、図書館防衛隊という組織が出来て、ここも武装して、検閲から著作を守る仕事をしております。
原子力発電所が襲撃される事件がありました。
原発を襲撃する小説があって、テロリストの教科書を出版したということで、執筆停止、拘束することを良化委員会は手配します。
憲法で既定されている表現の自由を守るため、図書館防衛隊は著者を護ることに懸命になります。
訴訟は、地裁で負け、高裁で負け、最高裁でも負けてしまいます。
亡命を試みて、防衛隊はその手助けをすることになります。
その攻防戦は、いやぁ、すごいのなんの。
結局、亡命は成功して、言論封殺のファシズムだと世界の非難を浴びます。
これにより、良化委員会は縮小し、対抗組織の防衛隊も縮小していきます。

お話しからは逸れることなんですが、なかのやりとりで
小説のスジを追うのが普通だろう
いいや、わたしはキャラを追いかけるの、スジはともかく、キャラがステキでその一瞬一瞬がきらめいていればいいの
なるほどね、そんな読み方もあるよねぇ。

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