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2008年3月21日 (金)

チョコレートコスモス

「チョコレートコスモス」恩田陸 毎日新聞社
題名のチョコレートコスモスは、お話しのキーワードではありません。
何か意味があるのかと構えて読む必要はありません。
端的に言ってしまうと、演劇のキャスティングをするのにオーディションをします。
そのオーディションの一部始終がお話しです。
第一次オーディションでは、サキの脚本
サキとは何者か、そんなの知らなくてもよろしい、サキに問題があるのではなく、その取り扱いにシカケがあるのです。
登場人物は3人、それを2人でやる。そこを役者がどう演じきるかでオーディションの当落が決まります。
そして、二次審査
テネシー・ウィリアムズの欲望という名の電車
この脚本の一部を演じるわけです。
ヒロインがひとり舞台にいる、そのヒロイン=ブランチの影を演じるように、これをどう演じるかでオーディションの勝ち抜きが決まります。
一次審査、二次審査、同じ場面が繰り返し出ますが、当然、オーディションを受ける役者は違うので、それぞれの解釈で舞台は違います。
同じ場面をこのように繰り返し繰り返ししながら別の解釈が繰り出せる、作者の腕に感服してしまいます。
だれがオーディションを勝ち抜いたか、それは止めときましょう。
サンデー毎日に連載の小説でした。
かなり高級の内容なんです。週刊誌の読者層とは相当高級なのだな、と認識をあらためました。
読み終えてすぐ、もう一度読み直してみたくなります。
事態が解っているうえでもう一度読みたい、こんな衝動が起きるものはなかなかあるもんじゃありませんよ。

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コメント

この本、持っています。
でも、まだ読んでいません。


そんな本がたくさん有ります。
いつ読めるようになるのやら?

積ん読の本、なかなか解消しないもんですね。
これは面白いから、順番を繰り上げて読んでみてください。

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