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2008年4月14日 (月)

再生巨流

「再生巨流」楡周平 新潮文庫
スバル運輸に勤務している。
スバル運輸と表現されているが、佐川急便をイメージして書いているな。
新しい辞令が発令された。
従来の営業部の次長から、新規事業開発部部長へ
かたちは栄転のようで、実はラインを外されて干されたのだ。
年間四億の売り上げを稼げということだ。
試行錯誤の末、文具通販に目をつけた。
小説ではプロンプトと表現されてはいるが、アスクルのことに違いない。
プロンプト(アスクル)に対抗して、文具業界の下位を対象に、通販を立ち上げようと企画する。
カタログには文具だけではない、ラーメンから電化製品、なまもの以外のドライグロッサリーは全部カタログに収録してしまおうというもの
電話ファックスで得たオーダーを翌日配達、オーダー情報ははスバル運輸も共有する、ということ
スバル運輸が各地に倉庫を用意し、拠点間輸送はスバル運輸が独占する
ユーザーへの配達は地域の家電店、電器屋さんが行うということ
データを共有することで、これで、スバル運輸はただの運輸会社か新しい販売チャンネルに生まれ変わることになります。
お話しのクライマックスはどこなんでしょうね。
直接の上司の常務に嫌われております。稟議書はそこでストップしてしまいます。
京都に創業者の社主がいます。そこへ直訴します。
タイトルの再生巨流、町の電器屋さん、量販店に負けてはいますが、息を吹き返せば大きな販売チャンネル、こんな意味でしょうか。
会社の主事業が運輸から販売チャンネルへ、こういう意味でしょうか。
もひとつ内容に沿っている題名とは思えないね。
新規事業開発部部長、このタイトルのほうが内容と一致しているように見えます。
楡周平は、Cの福音から始まる、国際犯罪のストーリーテリングに長けております。
その線の作者だと思っていました。
企業小説、ビジネス小説、なかなかいけます。
読み始めて夜中の3時過ぎ、読み終わらなきゃ寝られない。
昨夜の睡眠時間は3時間半、ちょっと体がだるいが、ええもん読んだ、と満足感が尾を引いております。

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