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2008年4月30日 (水)

むかしのはなし

「むかしのはなし」三浦しをん 幻冬社
短編集なんですね。
主人公は別々だし、要するに、短編集なんだろうな- - -
と思いのほか、どうやら同じ状況のもとでさまざまなお話しが展開しているんですね。
3ヵ月後、地球は大きな隕石と衝突する、脱出できる人数は一千万人まで程度、優先的に順位を優遇されるひとがいて、他に、一般人は抽選で割り当てられる、という極端な状況です。
短編集の最初のお話し、ラブレス、を解剖してみましょうか。
前書きに昔話があります。この場合はかぐや姫、ごく普通の昔話です。
次に、現代のお話し
ホストクラブのホストが主人公です。
何人ものお客を手玉に取る、ま、そんなお話しです。
手玉に取ってさまざまに貢物を勝ち取る、お金だったり、車だったり。
ひとつシクジッてしまった、お客のひとりがこどもが出来たと言って来た。
ふざけるな、と跳ね返したが、生憎、その女はヤクザの大幹部の女だとわかった。
逃げる、逃げる、今は海岸の倉庫に隠れているが、次々に扉が開けられて、ヤクザの手下が迫ってくる。

かぐや姫は求婚者に無理難題を求めるのです。
ホストクラブのホストは、無理難題でもないね、お客は易々と応じるのだからね。
しかし、結果、跳ね返ってくるんですよ。もらった物品は盗品だったり、お客の旦那が自殺したり、お客の会社(女経営者)が行き詰って不渡りを出したり。
かぐや姫の無理難題と似たようなものかな。

ま、こんなお話しが次々と繰り出されます。

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