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2008年4月 8日 (火)

となり町戦争

「となり町戦争」三崎亜記 集英社
うわぁ、とんでもない着想で、お話しを繰り出しております。
町役場から、公文書が来たら驚きますよね。
舞坂町役場総務課となり町戦争係から、戦時特別偵察業務従事者に任命する、というおしらせ
要するに、通勤途中でとなり町を通過する、そのときにとなり町を観察する、という業務なんですね。
役場からの広報まいさかを読むと、小さく告知が載っている。
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となり町との戦争のお知らせ
開戦日 9月1日
終戦日 3月31日(予定日)
開催地 町内各所
内 容 拠点防衛 夜間攻撃 敵地偵察 白兵戦
お問い合わせ 総務課となり町戦争係
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どこで戦争をやっているか、そんな気配物音はしないのですがね
広報まいさかによると、毎月戦死者が十数人から何十人と増加している。
再び、役場から任命書が来て、今度は、戦時拠点偵察業務従事者
となり町戦争推進室分室勤務を命じる
つまり、敵地のとなり町のアパートに住め、ということです。
しかも、役場の戦争推進室の女性室員と結婚せえ、いや、結婚は便宜的なものなんだということ。
役場には、業務分担表と言うマニュアルがあり、その中に、性的な欲求処理の関する業務、というのがあります。
業務回数は週一回。
ちょっと飛ばして終わりのところ
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「戦争が終わりました」
香西さんの言葉で、僕ははじめて戦争の終結を知った。
「より正確に言うならば、となり町との戦闘状態が終息しました。公的に戦争の終結、武装解除申請が受理されるのは予定通り、年度末の三月三十一日ですが」
「それで、どっちの町が勝ったんですか?」
僕の疑問は当然のものだったが、かえってきた言葉は、予想していたものとは違っていた。
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その言葉はここで明かしてはいけないだろう。

もしも、役場から、このような召集令状が来たら、どう対処したらええものだろうね。

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