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2008年7月 4日 (金)

銀座開化事件帖

「銀座開化事件帖」松井今朝子 新潮社
汐留から横浜まで汽車が開通し、ガス灯が銀座に灯ったころのお話です。
どうも事態が把握できないのだが、火事のあと、銀座は表通りはずらっと煉瓦造りの建物に一変したんだそうです。
その表通りは一等煉瓦、裏通りには二等煉瓦、三等煉瓦の建物が並んでいたのだそうな。
敷地いっぱいに詰め詰めに建てるのではなく、けっこう透き透き疎らに建っているのだそうな。
現在の銀座を思うので、当時の有様が浮かんでこないのですよ。
住んでるひとびと
昔は殿様だった次男坊が経営している洋品店
奉行所の与力だったが、今は耶蘇教の本屋
士族が出資して自由民権の新聞を出そうと企てているやから
薩摩から出てきたポリスの権卒
どんな稼ぎで食っているのかわからないやから(これが主人公)
明治の市井のどさくさ、猥雑が中篇連作で書かれてあります。
幕末のころ、上野彰義隊の残党を切り刻んでいる薩摩の頭分に、俺も幕臣のひとり、と切り結んだことがあります。
その頭分は出世して、市政裁判所判事、さらに出世してなんとかの役目
ことごとく悪事に遭遇するので、こいつは退治せねばなるまい。
まてまて、ひとりで行くな。加勢するぜ。
助太刀が勢ぞろいしたところで、巻きの終わりになっております。
どうするんだろう。
この連作は再開するのかしら。明治初期のどさくさを書くのが目的で、悪党退治はお話しの梃子に使っただけなのかしら。
もひとつ消化不良のお話しでした。

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