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2008年7月25日 (金)

後継者

「後継者」安土敏 ダイヤモンド社
ごく普通の地域の食品スーパーマーケットのお話しです。
社長が急死します。
息子はゴルフに夢中で、仕事にはもひとつ本気ではありません。
つなぎとして、番頭を社長とすることにしました。
提携していたのが大手の全国的なスーパーですが、取り込み吸収を企ててきます。
テナントとして入っていた衣料品部門を撤退させるぞ
店舗の近くに出店して競争をしかけるぞ
いろんな脅しがありますが、跳ね返して、提携を切り捨てて、独立独歩の路線を宣言します。
社長に退任を命じると、大手スーパーの傘下で新しい食品スーパーを起こします。
そこで乱戦が始まって、勝利するわけです。
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地域の問題ではありません。
管理職が転職を考える際の理想をご存知ですか。
「年収800万円で1年に2回の海外出張」だそうです。
夢の年収800万円を得てさえ、税金を引いてエンゲル係数によって計算すると、食費には年間120万円程度。
普通の家庭では、80万円からせいぜい100万円です。
1日あたりにすると、普通の家庭は2500円、働き手が管理職であってさえ3500円。
それで、どうやって100グラム2000円の和牛が食べられるのでしょうか。
1万5000円の尾頭付きの鯛を買えますか。
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高級スーパー・デパ地下路線と、普通の食品スーパーの違いを端的に言ったものです。
なるほどねぇ。
食品スーパーは周辺の客5000人が対象なんだそうです。
大手スーパーはその10倍の客を集めないと店が維持できないのだそうな。
大手スーパーの食品部門は、全体効果で、努力せずとも集客できる。
その違いをこの本は語ってくれております。
著者は、某スーパーマーケットの社長会長を務めた経歴があります。
「小説スーパーマーケット」が前作で、伊丹十三監督の「スーパーの女」の原作です。
引用した箇所をもういちど読んでみてください。
なるほどなぁ、と納得する部分があるでしょ。

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