こっちへお入り
「こっちへお入り」平安寿子 祥伝社
こっちへお入り、とは、大家さんの言葉、店子が大家ん家の前でもじもじしている時などに、店子にかける言葉です。
どういうわけだか、市民講座のなかの落語教室を受講するおうになってしいます。
受講生はおばさんが多いなぁ。落語を稽古して、春と秋の二回、舞台でご披露するわけです。
入門者の最初は「寿限無」と決まっております。
おいおい、気に入ったお題を稽古すればええ。
何が気に入るかは、受講生の人生経験、どんな落語家がひいきなのかなどで、人様々です。
やっぱり長屋話しが共感できるよねぇ。廓話しなどはやる気が起きないわねぇ。
与太郎も人気なんだが、古今亭志ん朝と柳家小三冶とはやりかたが違うなぁ。
ほぅ、あなたは桂枝雀が好きで、そのコピーでやりたい。
市民講座で落語をおべんきょしましょう、こういうお話しだから悪い人間は出てきません。
はらはらどきどきのストレスは全然ありません。
章が変わるごとに、落語のお題の中身について、思いがけない深い考察を聞くことになります。
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