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2008年8月17日 (日)

のぼうの城

「のぼうの城」和田竜 小学館
豊臣秀吉の小田原攻めです。
北条に服していた忍城へ石田光成の軍勢が押し寄せてきます。
ここでの主人公は、城主のいとこの成田長親、のぼう様、のぼう、と呼ばれております。
どういう意味かと判らなかったが、でくのぼう、この言葉の省略なのだそうな。
体がでかくて、動作がのろくて、さむらい仕事より百章仕事のほうが好きで、押しかけて手伝いたがる。
ただし、出来栄えがへたくそで、手伝ってくれないほうがええ、こんな状態です。
のぼうと呼ばれても怒るでもなく、笑っている、こんな男です。
城主は北条の小田原城へ城詰めを命じられて、人質状態です。
城主は、策をめぐらせて秀吉軍と通じて、降伏する段取りを図っております。
軍使に、石田光成の与力の長束正家が来て、居丈高な態度・降伏条件に、のぼうは戦で応じると回答します。
<のぼう>を城代に戴いて、秀吉軍と篭城戦が始まります。
将たるもの、智力胆力優れていて、士卒を引っ張って行くもの
でくのぼうなのだが、そこにいるだけで士卒の芯になるもの
優れた将のお話しはいろいろ見てきました。
でくのぼうの将を戴いて勝ったお話しは見たことがないなぁ。
いやぁ、面白い。一気に一晩で読んでしまいました。

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