無料ブログはココログ

« ほこらしい | トップページ | 踏み跡が残るのはイヤ »

2008年10月 9日 (木)

おれたちの街

「おれたちの街」逢坂剛 集英社
御茶ノ水警察署を舞台に、小学校の同級生なんだが、警部補とひらという関係で、上司下僚なのに、ためぐちをききあうという距離感なんですね。
そこへ、女性だが巡査部長という肩書きの警官が挟まっています。
今回は、キャリアで警部補なのだが、現場のオケイコということで、呼び捨てにできる新人が絡まっています。
生活安全課、マル暴担当や強行犯担当より、けっこう面白い担当なんですね。
警備、これは公安警察のことですが、これは別格として、面白い。
どうやら、警察で一番面白くないのは会計課かも、ここでは遺失物、わすれものを担当する部署です。
風俗や薬物を扱う部署なので、そんなに手に汗を握るようなお話しはありません。
上司下僚の緊張感と同級生というゆるさが同居して、どたばたのお話しが展開して行きます。
悪徳警官の禿鷹シリーズやコードネーム百舌の公安シリーズでの緊張感とはまったく違う、御茶ノ水警察シリーズは推薦です。

« ほこらしい | トップページ | 踏み跡が残るのはイヤ »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ほこらしい | トップページ | 踏み跡が残るのはイヤ »

最近のトラックバック

2024年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31