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2008年10月30日 (木)

ネクロポリス

「ネクロポリス」恩田陸 朝日新聞社
PCゲームのストーリーを見ているような、あるいは、ハリー・ポッターと似たようなお話しを読んでるような
現実感のないとらえないどころがお話しです。
時代は、現代なのか、未来のことなのか、死者が通う道筋にアナザー・ヒルはあります。
ここは海のなかの島で、ヒガンの時期に亡くなった肉親に会いにひとびとが集まってきます。
読み始めには、あまりにとらえどころがないので、醒めた目で読んでいました。
だんだんと、虚構の世界に浸っていき、面白くて、ページを閉じるのが惜しくなってきます。
ダイジェストし難いお話しだし、登場人物と共感できるほどの共通点はない
それでも面白くてたまらないのは、ストーリーを操る作者のちからなんでしょうね。

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