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2008年11月16日 (日)

For You

「For You」五十嵐貴久 祥伝社
映画雑誌の女性の編集者で、駆け出しからちょっとは任せてもらえるほどにはなった。
韓流スターのインタビューを任されて、準備に切り切り舞いしているとき、おばさんが亡くなった。
おばさんの青春時代のお話しが挟み込まれます。
このおばさんの高校生の時代のお話しがええんだ。
感覚的には、わたしと同世代の高校生活を送ったものと思えます。
すっかり感情移入してしまうし、サブのヒロインと思いきや、本当のヒロインはこのおばさんではなかろうか。
学園祭のお話し、受験を絞り込んでいくお話し、同級生との他愛のないお話し
どれもこれもわたしと重なる思い出で、わたしにとっても甘美な思い出です。
ネタばれになるので、多くを語りませんが、最後に、ヒロインとサブのヒロインとの関係が明らかになります。

五十嵐貴久は、「交渉人」「TJV」などのサスペンスもの、「安政五年の大脱走」「相棒」などの時代もの
この「For You」も、サスペンスものだろうと読み始めて、あれれ、傾向が今までとまったく違うじゃないか。
ジャンル分けすると、恋愛もの純愛ものになるのだろうな。
そんなジャンルのお話しなのに、夢中で読み続けてしまいました。

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