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2008年11月30日 (日)

看護師

看護婦、婦長、こういう呼称はなくなったのは知っております。
看護師、師長、こう言い換えるのでしたね。
看護師の言い換えはまだなじめます。
師長はどうもなじめない、看護部長とか、看護局長とか、そう言われたほうが耳になじみやすいです。

話し変わります
かって、小学校の同窓会をしたことがあります。
そこで耳にした言葉
 あなたがた、部下を何人か従えているでしょう
 わたし以上に部下を抱えているひとはいないでしょう
 わたし、某国立病院の総婦長をしております
なるほどなぁ、普通の企業では、業務が細分化されていて、部長・課長といえども、それほどの人数を預かっているわけではないものね。

ベイジン

「ベイジン」真山仁 東洋経済新報社
ハゲタカで世に出た真山仁です。
NHKがテレビドラマにする前に先に見つけて本を読んだのが自慢です。
北京オリンピックの開催に向けて、大連郊外に巨大な原子力発電所を建設します。
その建設にあたって
技術顧問として赴任した日本人技術者と、党から建設をサポートするように命じられた中国共産党中級官僚のお話です。
ふたりは、反発したり、心を通わせたり、こんなことで、普通なら、党官僚に感情移入することもないはずなのに、共感して応援してしまいます。
原発建設をサポートするだけではなく、大連市長や地方財閥の汚職癒着をあばく、こんなことも指令のうちに入っています。
どれだけ統制し、訓練をしても、原発の技術にはまだまだ及びません。
フル運転で稼動を始めてすぐ、原発はブラックアウトしてしまいます。
メルトダウンにまで至るのか、その手前で筆を止めています。
希望について、何度も触れているので、最悪の事態からは脱却できるのだろうと思うのですが

上下巻の大部の小説ですが、面白く一気に読めてしまいました。
これはテレビドラマにはならないでしょう。
原発の工事現場、完成過程のセットを組まなくてはならないので、費用がかかりすぎてドラマ化は無理です。

2008年11月29日 (土)

ガムを買う単位

で、まぁ、ガムつながりで話しを進めますとね
小腹ふさぎ、くちふさぎで、しょっちゅうガムをかんでいるわけです
そうしとかないと、何か他のものをくちに入れてしまいますのでね
お気に入りは、ロッテのBLACK★BLACK
一個づつ買っていては間に合いません
3個入り、5個入りで買っていましたが
15個入りを発見しました
もちろん、即買い、常備在庫していて、品切れなどおこしません

2008年11月28日 (金)

トライデント・ホテル

ムンバイでテロリストに襲撃されたトライデント・ホテルですがね
トライデント?
どこかで耳にしたような
思い出した、トライデント・ガムというのがありました
トライデントをウィキペディアで引いてみると
海神の三つ又のヤスなんだそうです
ガムの名前になったり、ホテルの名前になったり、いろいろだね
あのね、ロッテもそう
ガムだったり、韓国のホテルだったり、こんな例もあるんですね

これからの予定

わたしのトップページに、「これからの予定の山」というのがポップアップで飛び出しております。
ここ最近、行きたい山が少なくなりました。
以前は、この山の次にはあそこ、その次はあれ、と候補がなんぼでも湧いて出たもんです。
ページの空白をそのままにしておくのも寂しいよね。
自転車の予定を書き加えよう。
タイトルも「これからの予定」と変えるとしよう。
欄外にあふれそうになるほど予定が詰まってきた。
これでええ。

2008年11月27日 (木)

じょうごの大きさ

じょうごは漏斗と書くのだよ、と以前に述べましたが、これは別のお話し
石油ファンヒーターのタンクの口の大きさにあわせて小さなじょうごを買いました。
失敗です。
灯油のポリタンクを傾けると、勢いよく流れ出て、じょうごの縁を越えて油がこぼれてしまいます。
上のタンクから流れる勢いを考えて、じょうごはなるべく大きいものを買わなきゃ使い物になりませんね。
そりゃぁ、みかけは下のタンクの上に大きな傘をひろげたように見えます。
それくらい大げさでないと、使い物になりません。

2008年11月26日 (水)

日経パソコンを購読中止

日経パソコンを購読していますが、内容に興味のわくものがなくなってしまいました。
「購読料金引き落としのご案内」がとどきましたが
もう継続する意思はなくなっています。
ハガキの裏に電話番号があったので、かけてみて
音声ガイドの案内に従ってプッシュホン
めでたく購読中止が受け付けられました。

安芸高田市、北の半分

自転車篇なんですがね
安芸高田市の北の半分を巡ってきました。
観光案内だと思うでしょ
そうではないのです、なんだかんだと講釈をたれております。
目の前に見えるものから、脳内で連想して、それを語るのが好きなのだからしょうがない。
面倒でも、おつきあいしてください。

http://sherpaland.net/bike/2008/bike-081125-akitkt_n/bike-081125-akitkt_n.htm

2008年11月25日 (火)

山旅倶楽部で地図を購入

カシミールの関連ソフトで、山旅倶楽部というのがあります。
そこで会員になると、ライセンスキーがもらえます。もちろん、有料。
これで山旅倶楽部の提供する地図が使えるわけです。
日本地図の80万図、世界地図が欲しくて会員登録しました。
国土地理院でウォッちずというのがありますが、使用目的がわたしと違うみたい、そこにも80万図はありますが、わたしには使い物になりません。
ということで、山旅倶楽部でライセンスキーを購入しました。

2008年11月24日 (月)

噺まみれ三楽亭仙朝

「噺まみれ三楽亭仙朝」和田はつ子 小学館
時代はいつとは明らかにしていませんが
奉行所の同心が出てくるので、江戸時代のことです。
三楽亭仙朝と弟子の三楽亭小仙治がコンビで出てきます。
話しの展開は、盗賊の一味、鬼百合、この一味が仕掛けを失敗して次々と死んでいきます。
いや、ええんです、鬼百合は話しの接ぎ穂、たいしたことじゃありません。
仙朝と弟子の小仙治、亡くなった仙朝の師匠の遊仙とのやりとり、兄弟弟子の遊太との関係など、寄席の芸人の日常が伝わってくればそれでええのです。
明治になって、三遊亭円朝が有名になってきました。
あぁ、これは、円朝を頭に置いて、仙朝を書いているな。
円朝は知りませんが、若い頃の円朝はこんなふうだったのだろうな、と目の前に浮かんできます。

2008年11月23日 (日)

大黒目山、古道時々やぶ2

庄原の大黒目山に登ってきました。
里山なのに、この山はあまり登るひとがいない山で、道を選ぶのに苦労しました。
一部、しぇるぱ講釈をひろげています。
麓の蘇羅比古神社の背後の山、古老から砥石場と聞かされてはいたのですが、どうも変だ
砥石場に代わる解釈をひろげています。
勝手な解釈じゃないか、吟味検証したのかい?
ええのだよ、わたしはプロの学者じゃないもの、アマチュアだから、仮説を立てるのは自由なんだよ。
この大黒目山、前に登ったときも迷いましたが、今度も迷いました。
里に近い山なのに、なかなか手ごわい山でした。

http://sherpaland.net/report/ohkuromeyama2.htm

2008年11月22日 (土)

地上デジタルとアナログ

同じTV番組、大相撲なんかを例に取るとわかりやすいかな。
TVをふたつ聞いていて、衛星放送からの音声がずれている理由は納得できますよね。
山の峰からの電波と宇宙空間からの電波、それぞれが届く時間に時間差があるのは当然のことです。
我が家には、あっちの部屋とこっちの部屋に、地上デジタルのTVと地上アナログのTVが置いてあります。
どっちも相撲を流していて、ちょっと音声がずれて聞こえるのに気がつきました。
地上デジタルの放送はコンピューター処理をしているんですってね。
そのせいで、ちょっとタイミングがずれるんだそうです。
以前は、時報で時計が出ていましたが、今は時計で示すようなジャストタイムは出来ないんだそうです。

2008年11月21日 (金)

いのちのパレード

「いのちのパレード」恩田陸 実業之日本社
短編集なんですがね、ちょっと参りました。
長編一本なら、その世界は限定されているわけです。
短編集ですと、ひとつ読み終えて、次のを読み始めるまでに気分転換が必要です。
この作業をしなければならない。
「怪奇と幻想」これを主眼に集めた作品集のようです。
二本目、三本目まではなんとか一緒に進みました。
ギブアップ、なんぼ恩田陸が好きでも、ちょっと食傷しました。
あと半分ありますが、ここで放棄します。
となり町戦争で名高い三崎亜記がいます。
短編集を読んで、へとへとになりながらページを最後まで追ったのを思い出します。

2008年11月19日 (水)

漏斗

灯油を買うので、ついでに買いました
半球形で、下に管が伸びていて、穴が開いていて、上から注いで下で受ける入れ物に移す道具です
そう、じょうご です
じょうごと入力して変換すると、漏斗と出てびっくりしました
しかも
漏斗と書くと、読み方は、じょうご、ろうと、どっちに読んでも差し支えないのだそうです
大昔からあった道具はどっちなんだ、じょうごかい、ろうとかい
漏斗と書いてじょうごと読ませるのは、どうも言葉を乗っ取った感じがして落ち着かない

アルバム、08年台湾タイペイ街歩き

陽明山国家公園七星山へ登ってきましたが、街ネタの写真がたくさんあります。
偶然にも、前台湾総統陳水扁汚職容疑で逮捕、という日に遭遇しました。
他にも、街頭のスナップショット、ひと臭いにおいが伝わればええのですが

http://sherpaland.net/album/0811taiwan/0811taiwan.htm

2008年11月18日 (火)

三次市、南の半分 その2

自転車で走り回って、合併後の三次市の北の半分、南の半分
北の半分は回ったが、南の半分はその半分しか回れていません。
その残りの半分を走ってきました。

http://sherpaland.net/bike/2008/bike-081117-mys_e/bike-081117-mys_e.htm

2008年11月17日 (月)

夏のくじら

「夏のくじら」大崎梢 文芸春秋
大崎梢て、片耳うさぎの印象が強い。
成風堂書店事件メモのシリーズでのミステリー作家と世間は見ていますがね。
中学生のころ、篤史はよさこい祭りで踊ることになった。
父母と一緒に東京に住んでいるが、夏休みにはじいちゃんばあちゃんのもとで過ごすのが通例になっている。
よさこい祭りで、強く印象に残るおねえさんに出会った。
大学受験で、高知大学に受かって高知に来た。じいちゃんばあちゃんの家に住むことになる。
いとこの多郎に強くすすめられて、鯨江町のよさこいくじら組に参加することになる。
一緒にやってみようという気になったのは、中学生のとき祭りの最中に不意に姿を消したおねえさんを探そうと思ったからだ。
8月の祭りにむかって練り上げて稽古を積んでいきます。
代表のキャラクターも豪快で素敵だし、サブ代表が裏方をしっかり掌握して、スケジュールの進行を追っているのも素晴らしい。
何よりキャラが立っているのが、踊りをコーチするカジ、不幸な生い立ちなのだが、その不幸がキャラに辛味を効かせている。
祭り本番の当日、そりゃもう血沸き肉踊る祭りの興奮ですよ。
よさこいとはこんな風に運営されているのかい。
踊り手はこんな風に楽しみ、見物人は見巧者で楽しんでいる。
当然、探していた女性は見つかります。
劇的に見つかります。

青春小説なんです。恋愛小説ではない。
どの人物も、真っ直ぐ真っ直ぐな人物で、いやらしいものがない。
目を背けることなく素直に読んでいけるお話で、ぜったいお奨めです。

プラチナタウン

「プラチナタウン」楡周平 祥伝社
大手の総合商社に勤める主人公は、上司の機嫌を損ねてしまいます。
部長職を解かれて、子会社に行くしか道はなくなります。
ちょうどそのとき、小学校からの同級生が訪ねてきます。
町長になってくれんかい。
今の町長が放漫で、不必要な投資を繰り返し、財政再建団体寸前の状態になっているというのです。
同級生は町役場に勤めているのです。
話しを端折ると、結局、町長に立候補し、無投票で就任します。
町長についてみると、聞いた以上に財政は危うい、財源もままならない。
ここからは一気にビジネス小説の展開となります。
工場誘致にと、造成した空閑地が3万坪ほど寝ています。
20年以上にわたって寝たままです。
ここへ老人健保施設を誘致しよう、土地は無償で提供しよう。
足腰が丈夫なうちは通常の生活を過ごしてもらおう。
寝付いたり、具合がわるくなったら、介護の手を差し出そう。
在職していた総合商社に話しを持ち込んで、興味をもたれた。
一挙に進展して
-------
「ということはマックス7450人もの入居者になる可能性があるということですね」
「理論的にはそうなります」
「これだけの施設を建設しても、土地はまだ埋まりませんね」
「勤務者の居住施設を整えなければならないでしょ。今回建設する施設は介護付有料老人ホームなんです。これには厳密に基準が決められていますからね」
「確か、生活相談員、介護・看護職員、機能訓練指導員、計画作成担当者、管理者を置かなければならなかったんでしたよね」
「生活相談員は常勤一人以上で、利用者に対する割合は百対一ですから、最大七十五人。看護・介護職員は、要介護利用者三人に対して一人ですから、三百五十人。看護職は五十人以上の施設で一人プラス利用者に対して五十対一ですから百五十人。機能訓練指導員は一人以上ですが、これほどの規模なら最低二十人はいるでしょう。計画作成担当者は百対一ですから七十五人。管理者は事務も含めてやはり二十人はいります。これを総計すると六百九十人」
-------
利用者とサポーターを合わせて八千人以上の人口が膨らんで、小学校中学校でクラスを増やさねばなななくなる、町の商店の売り上げは増える、ええことばっかりです。

「Cの福音」でのあの悪い悪い朝倉恭介はどこへ行ったのやら。
国際サスペンスで売り出したのじゃなかったのかしら。
がらっと変わった作風で、ハッピーハッピーな将来明るいお話ですが、こういうの、好きですよ。
みじめで絶望的なお話しを拡げてくれても困ります。
このように明るい未来がある、と歌い上げてくれるものがあると、安心できます。

2008年11月16日 (日)

For You

「For You」五十嵐貴久 祥伝社
映画雑誌の女性の編集者で、駆け出しからちょっとは任せてもらえるほどにはなった。
韓流スターのインタビューを任されて、準備に切り切り舞いしているとき、おばさんが亡くなった。
おばさんの青春時代のお話しが挟み込まれます。
このおばさんの高校生の時代のお話しがええんだ。
感覚的には、わたしと同世代の高校生活を送ったものと思えます。
すっかり感情移入してしまうし、サブのヒロインと思いきや、本当のヒロインはこのおばさんではなかろうか。
学園祭のお話し、受験を絞り込んでいくお話し、同級生との他愛のないお話し
どれもこれもわたしと重なる思い出で、わたしにとっても甘美な思い出です。
ネタばれになるので、多くを語りませんが、最後に、ヒロインとサブのヒロインとの関係が明らかになります。

五十嵐貴久は、「交渉人」「TJV」などのサスペンスもの、「安政五年の大脱走」「相棒」などの時代もの
この「For You」も、サスペンスものだろうと読み始めて、あれれ、傾向が今までとまったく違うじゃないか。
ジャンル分けすると、恋愛もの純愛ものになるのだろうな。
そんなジャンルのお話しなのに、夢中で読み続けてしまいました。

2008年11月15日 (土)

エンド・ゲーム

「エンド・ゲーム常野物語」恩田陸 集英社
蒲公英草紙常野物語が前作にあります。
主人公は継承しては居ませんが、不思議なちからを持つ常野(とこの)一族のお話しです。
裏返したり、裏返されたり、包んだり、洗濯したり
不思議なちからを持つグループと対抗するグループがいます。
裏返されると、記憶を失い、別の人格に変わってしまいます。
ひとをまるごと包むと、生きたまま保管するのが簡単
洗濯するちからを持つひともいます。
恩田陸の作品は、重層的で話しと話しが入り組んでわけわからないままページをめくることが多いですが
この常野物語のシリーズはそれほど込み入ったお話ではない
そんなお話しです。

タイペイ、陽明山国家公園、七星山

台湾の山に登ってきました。
台湾には、3000メートル級の山がごろごろありますが
抽選で登山の許可が下りることになっています。
くじびきを待っているわけにもいきません。
タイペイの郊外に国家公園があるとネットで知りました。
ほんの低山だろうと入っていきましたが
なんの、なんの、1120メートルもある立派な山でした。
千メートル超の山が大都市の近くにある、こういうのは珍しいことだと思います。

http://sherpaland.net/report/taiwan-yomei.htm

2008年11月 9日 (日)

忍びの国

「忍びの国」和田竜 新潮社
「のぼうの城」で新発見した和田竜の作品です。
伊勢の北畠家に養子入りした織田信雄、北畠の一家親族を皆殺しして、北畠信雄と名乗ります。
これは、伊賀と北畠信雄の戦いのお話です。
伊賀の忍者の組織は、こんなものなんだそうです。
十二家評定衆がそれぞれの一家を統率する。
下人は親方の意のままに動く、奴隷の身分です。
それは建前、戦が負け戦になればその限りにあらず、統制から離脱します。
伊賀と織田家の戦いなのだが、親方と下人の戦いでもある、このあたりの戦のありかたは面白いねぇ。
伊賀と北畠信雄の戦いは伊賀の勝利、このままではすみませんよね。
織田信長の怒涛の進撃で伊賀の忍者組織は木端微塵になってしまいます。
終章で、どっちが主人公なのかよくわからない、下人同士の一騎打ちがあるのですが、どっちが勝ったのか、そこまでは書かずに打ち切りにしてあります。
次作で、この続編が登場するのかしら。

2008年11月 8日 (土)

過食、寡食

読み方は、どっちも「かしょく」なんですがね
意味するものは正反対です
耳で聞いただけでは、前後の状況がわかるまで、判断できません

2008年11月 7日 (金)

今は毛がある、毛無山、大毛無山2

以前に大毛無山まで登ったことがあるのですが
よめさんの要望で登ってきました。
毛無山まで行って、そこから先は笹の背丈が頭を越すほどになりました。
もうええわい、ここで打ち切ることにしました。
天気予報はよくなかったのですが、予報を裏切って晴天になりました。
県境の峰々を眺めて、満足して降りてきました。

http://sherpaland.net/report/kenashi_ohkenashi2.htm

2008年11月 6日 (木)

蒲公英草紙 常野物語

「蒲公英草紙 常野物語」恩田陸 集英社
時代は日清戦争が過ぎて、日露戦争が迫るころのお話しです。
時代を色を出すためか、ひとびとをじゅうぶんに紹介するためか
お話しが動き出すのは三分の一ぐらい過ぎてからです。
お屋敷に親子四人が泊まりにきます。
常野(とこの)のひと、このひとたちは先に起きることが読めるし、「しまう」こと、「ひびく」ことが出来るのです。
どうやら、ひとびとの一生を感じ取ること、場合によっては、それを自在に展開すること、どうやらそういうことのようです。
最初は、野のひと放浪の民のことを語っているのだろうと思っていましたが、違うのかもしれない。
見て触ってはいるが、実在しないひとびとなのかもしれない。
われわれの断片が集まった仮の姿なのかもしれない。
草紙、物語、とあるように、地の文はゆったりした語りの口調なんです。
現代ではない、明治の頃を設定したのは話の舞台としてええ時期かもしれないなぁ。
恩田陸の作品としては、珍しく単層的で、離しを複雑にしていません。

2008年11月 3日 (月)

ユージニア

「ユージニア」恩田陸 角川書店
時代背景に触れておきますね。
戦後、帝銀事件というのがありました。
同様な大量毒殺事件に名張毒ぶどう酒事件がありました。
設定を北陸の都市に変えて、このお話しは始まっています。
腕がよく人柄もよい医者がいます。
当主の還暦の祝い、おばあちゃんの喜寿の祝いで、親戚近所がやってきて、にぎやかにごったかえしています。
そこへ、酒屋の配達が来て、お祝いのお届け物、この酒ジュースを飲んだものは毒にやられて大勢の死者がでます。
黒澤明の羅生門、生きる、それぞれの立場で映像が展開して、へぇぇ、真実はどこにあるんだろうね、と混乱する作品です。
インタビューだったり、モノローグだったり、ひとり語りで次々に人物が入れ替わっていきます。
犯人と思える人物は遺書を残して自殺しています。
その当時、近所のこどもだったのが、今は女子大学生で、インタビューし、問いただしたことが本になっています。
その当時のインタビューの当事者は彼女であるのは当然です。
さらに年月が経過して、もう何十年も後のことですが、狂言回しがだれだか知らないが、まだまだインタビュー、モノローグは続きます。
犯人はだれだったんでしょうね。
犯人は犯行をつぶやきますが、動機がちょっと理解しがたい。
えらく重層的なお話しなんですよ。
語り口は滑らかなんですが、必死にしがみついていかないと、お話しの展開から置き去りにされそうで、読みにくいお話しといってもええでしょうね。

2008年11月 2日 (日)

黄葉の展望台、深入山2

お山歩くらぶのメンバーで深入山に行って来ました。
これで2回目です。
広島県の山好きなら、たいがい何回も訪問するもんですが、あんがい少ないでしょ。
山のええ悪いは天気に左右されますね。絶好の晴天で文句なしでした。

http://sherpaland.net/report/shinnyuzan2.htm

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