無料ブログはココログ

« あれから20年、あれから40年 | トップページ | 広島空港、周辺を一周(自転車) »

2008年12月 7日 (日)

小説会計監査

「小説会計監査」細野康弘 東洋経済新報社
小説と銘打ってはありますが、ケーススタディ、理論研究のようなもので、論証をはぶいて読みやすくしてあります。
税理士が脱税に関与しても、罰則はあるんでしょうか。
行政罰はあっても、裁判で刑事罰があるとは聞いたことがありません。
公認会計士は、有価証券報告書の作成に関与するわけで、ミスリードした場合は、刑法上の罪に問われることになります。
第1章 ムトーボウ事件
第2章 ABC銀行消滅
第3章 大日本郵便公社民営化
第3章 月光証券会計不正スキャンダル
ムトーボウとはカネボウを指し、ABC銀行とはUFJ銀行、郵便公社とは即ちあれだし、月光証券とは日興証券を指す。
金融庁の指揮監督は会計基準を無視したもので、国家権力で恣意に基準を曲げている、と指摘している。経験を語っている。
ここでの監査法人はセントラル監査法人となっているが、中央青山監査法人が実在する。
日本の旧来からの会計基準が国際化して、アメリカの基準に飲み込まれていく経過がよくわかる。
会計基準をアメリカ化したのは、小泉・竹中の私利私欲のためだと言っているが、それはどうだろうか。
著者は、中央青山監査法人のトップにまで登り詰めたひとだが、内容を全部信用することなく、批判的に読むことをお勧めします。

« あれから20年、あれから40年 | トップページ | 広島空港、周辺を一周(自転車) »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« あれから20年、あれから40年 | トップページ | 広島空港、周辺を一周(自転車) »

最近のトラックバック

2021年11月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30