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2009年1月17日 (土)

駅神ふたたび

「駅神ふたたび」図子慧 早川書房
前に、駅神を読みましたが、評判がええのか、その続編です。
ヨンバンセンと呼ばれている老人がいます。
そのひとは駅の4番線ホームで易を立ててくれます。
料金は取りません、易で生計を立てているひとではないのです。
お話しは前と同様
ヨンバンセンに立ててもらった卦と易断を易占学院に持って帰り、四人のメンバーで解釈する
こんなお話しの運びです。
こんなお話しのどこが面白いのか
四人と易を立ててもらったひとの間には何の関係もありません
だから、切迫感がない、感情のもつれがない、どだい、ヨンバンセンさえ登場することがない
相続を誰に指名するか、家出の原因を除くにはどうすべきか、浮気しているかどうか
当事者が直に訴え始めると、そりゃもう、しっちゃかめっちゃかになります。
第三者が判断を下す、こんなスタイルがええのかおしれません。
当たるも八卦当たらぬも八卦
この場合、けと読みますよね。
卦(か)と易では読むのだそうです。

地火明夷〓上九。之卦 山火費〓
(〓とは仮に置いたもので、ほんとは、長短の積み木の六組の組み合わせ)

易や占に興味も関心もありませんが、ヨンバンセンのたったこれだけの易を、ああだこうだとそれぞれが解釈をほどこす
論戦が尽きたところで、ヨンバンセンの易断を開いて、四人の解釈と付き合わせる
こんな段取りです。

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