イノセント・ゲリラの祝祭
「イノセント・ゲリラの祝祭」海堂尊 宝島社
バチスタ以来の田口・白鳥コンビが登場しますが、今回は犯罪を暴くのではありません。
田口医師は厚生労働省の「医療事故調・創設検討会」に委員として招請されます。
厚労省官僚の白鳥の下工作によるものです。
医療事故の実態を極めようというものですが、白鳥・田口は遺体解剖に代えて、エーアイを導入しようともくろんでいます。
エーアイとはAi、オートプシー・イメージング(英語表記Autopsy imaging、略語Ai)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%97%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%B0
CTやMRIなどで解剖せずに事故原因を突き止めようというものです。
海堂尊は、小説と言うカタチでエーアイの普及を提唱しています。
「死因不明社会 Aiが拓く新しい医療」講談社ブルーバックスB-1578(新書)
小説ではなく解説書、この新書では、田口・白鳥コンビのはちゃめちゃな活躍ではなく、真面目な論理を展開しております。
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