苛立つ中国
「苛立つ中国」富坂聰 文春文庫
第1章 膨張する半日エネルギー
反日のさまざまなサイン サッカー・アジアカップの夜 反日活動家への説得工作 警戒感を強める中国当局 いわく言い難い「苛立ち」 一触即発 反日問題の複雑化
第2章 西安の日本人狩り
西安大学の寸劇事件 恐怖体験の始まり 中国人が感じる「侮辱」 日本と欧米、ビジネス環境の違い 自殺する日本人ビジネスマン 歴史問題では説明できない
第3章 反日運動の「七勇士」
七人の不法入国者 反日組織リーダーとの会見 尖閣列島に眠るエネルギー資源 政府に認められていない組織 日本からも中国からも危険人物 同情されない広島・長崎
第4章 迷走する香港
「尖閣列島は中国領土である」 「日本の沖縄領有は非合法である」 「世論」という悪循環 香港メディアの反日キャンペーン 憂慮する台湾と中国政府 死者を出した航海 返還前のストレスのはけ口
第5章 靖国神社参拝の是非
靖国神社への訪問者 小泉首相の靖国参拝の裏側 張本人は中曽根元総理 中国にかけられた呪縛 A級戦犯の矛盾 日本の軍拡に寛大だった鄧小平 日中間に尽きない火種
第6章 中国人を味方にできない日本企業
恐るべき中国特需 経済が導く「反日」と「嫌中」 中国人民を悩ます将来不安 中国人を追い込む日本企業 政府が恐れる本当のもの 夥しい数の檄文 デモの変質 二つの「ねじれ」 台頭する中国の「世論」 「民主化」の波を受け入れよ 八万七千件の官民衝突 デモ隊との息詰まる攻防
フィクションをリライトするのは大変だが、ノンフィクションをリライトするのは簡単だ、目次を写せばええ。
この本を読むのにとっても苛立ちます。
何度も何度も本を置いて、苛立ちを鎮めないと、あるいは、時間を置かないと、読む進むことができません。
今後、日本と中国は融和しあえるか、どうでしょう。
中国の民衆は社会保障が未発達なので、将来への不安が絶えません。
貯蓄して備えていますが、どこまで貯蓄すればええのか限度が見えません。
日本から見ると、中国の民主化に希望を持ちたいところですが
民主化は中国共産党の否定につながるので
反日を抑えてくれるのは中国共産党です、中国共産党の抑えが無くなると、反日のエネルギーはどれだけ暴発するか予測もできません。
日本としては、民主化を望みながらも、共産党コントロール下での民主化、という矛盾したことを望むことになります。
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