謎手本忠臣蔵
「謎手本忠臣蔵」加藤廣 新潮社
赤穂四十七士のあだ討ちのお話しです。
ももとも、忠臣蔵のお話しは好きではありません。
自分と全然つながるものがないからです。
ながながと上下2巻で語っていますが
謎とタイトルにあるのに、謎の部分が少ない。
将軍綱吉が生母桂昌院のために従一位の位階をもらおうとする
その工作に携わった吉良上野介に浅野内匠頭がひとこと言葉を挟む
余計なことを、と反撃侮辱された浅野は吉良を殿中で討つ、切り掛かる
謎の要点はそこにあるのです。
ただね、浅野が吉良に何を言ったのか、そこのところが書かれていない、ここのところは伝聞と推定で探るわけです。
巻頭と巻末で触れているが、大部分は大石内蔵助を追うお話しですから、謎に焦点が当たっているわけでもない。
看板と中身が違うよねぇ。
« ばちがあたる、ばつをうける | トップページ | 庄原から帝釈峡往復(自転車) »
コメント