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2009年8月14日 (金)

晋平の矢立

「晋平の矢立」山本一力 徳間書店
主人公は壊しの棟梁です。
ほら、今でも解体業があるでしょう、その壊しを統べる頭です。
主人公も晋平で、どの章にも顔を出す、状況設定は同じです。
これは長編なのだと読み始めたら、違った、ひとつひとつの章は独立したお話しでした。
晋平の矢立とタイトルにあるが、矢立が出てくる場面はひとつもないがなぁ。

お話しがどうとかこうとか、そんなところを上げ下げしてはいけません。
職人のやりとり、頭、中頭の采配を味わうんですよ。
一力ワールドは、ストーリーの切れ冴えで売っているんじゃありません、読者は、深川が醸し出す味・雰囲気を何度も味わうために繰り返し新作にとびつくのです。
でもねぇ
連作だとは理解しますよ、最初に切れのあるお話しだったので、章が変わるたびにもっと話しに切迫感があってもええのに、だんだんとだれたお話しで終わるのだもの、もうちょっと精進していただきたいものですね。

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