無料ブログはココログ

« うむをいわさず | トップページ | ごろつき、ならずもの国家 »

2009年9月17日 (木)

青雲の梯

「青雲の梯」高任和夫 講談社
著者はビジネス小説で世に出たひとです。
今度は時代小説に新しいジャンルを開いております。
老中と狂歌師、これがサブタイトルです。
老中田沼意次と狂歌師大田南畝、筆名四方赤良、このふたりです。
五分の四、あと70ページまで読み進んで、どうにも読み続けられなくなりました。
老中田沼のせいではありません。
大田南畝、この主人公の品格が卑しいので、読む気がしなくなりました。
徳川幕府には御家人という雇い人がおります。
大田南畝は御家人で、御徒歩組に所属し、門番をしたり、行列の先触れで下に下にぃと駆け回ったり、鷹狩りで犬の役目を果たしたり。
月に5日6日の出仕で、あとは非番、だから給金はべらぼうに安い。
内職をしなくては食えないが、黄表紙、読み本などの稿料で支えているが、この稿料も安いもんだ。
たまたま狂歌を出版したら当たって、(やはり稿料は安い)もてはやされることになる。
他人の金で酒を呑み、あげく、遊女を身請けし、金は知人に出してもらう。
遊女を身請けしたはええが、住まわせるところもなく、めかけを囲うのに裏長屋に住まわせることになる。

なんだかメチャクチャの世渡りだなぁ。
たいがい主人公に感情移入して、応援したりハラハラしたりするもんだが、感情移入どころか、勝手にせぇ、と突き放したくなる。
この先、老中と狂歌師が出会うのか、出会わないのか、もうどうでもよくなって、この先を読むのを放棄しました。

« うむをいわさず | トップページ | ごろつき、ならずもの国家 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« うむをいわさず | トップページ | ごろつき、ならずもの国家 »

最近のトラックバック

2020年3月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31