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2009年9月27日 (日)

街場の中国論

街場の中国論 内田樹 ミシマ社

第1講チャイナ・リスクー誰が13億人を統治できるのか
第2講中国の「脱亜入欧」ーどうしてホワイトハウスは首相の靖国参拝を止めないのか
第3講中華思想ーナショナリズムではない自民族中心主義
第4講もしもアヘン戦争がなかったらー日中の近代化比較
第5講文化大革命ー無責任な言説を思い出す
第6講東西の文化交流ーファンタジーがもたらすもの
第7講中国の環境問題ーこのままなら破局?
第8講台湾ー重要な外交カードなのに、、、
第9講中国の愛国教育ーやっぱり記憶にない
第10講留日学生に見る愛国ナショナリズムー人類館問題をめぐって

第3講の中華思想にこの本のキモがあるので採録しておきますね。
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中国とは「ここからここまでの国のことである」というふうに国境線を確定してしまうと、その外側は「王土(おうど)」ではないということになる。
それは中華思想に背馳する。
中華から発信する「王化(おうか)」の光があり、それが届かないところには「化外(けがい)の民」がいる。
でも、その境涯までは周縁部を含めてすべて「王土」に含まれる。
その広大無辺なる「王土」には、いろいろな人種的要素が全部含まれます。
ですから、「王土」はさまざまなファクターを含んでいないと成立しない共同体幻想です。
日本の場合は、均質的な共同体がのっぺりと広がっているとうイメージですが、中華思想の場合は、中心から周辺にむかってゆるやかなグラデーションがあり、どこで終わるのかがはっきりしない。
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ずっと読んでいて、第9講の愛国教育でムカムカしてきます。
そんな政策を国内で施しているなど知らない、突然、過激な愛国反日運動が起きて、驚いてしまいます。

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