無料ブログはココログ

« いかずち切り | トップページ | '09年 香港ハイキング4 »

2009年11月27日 (金)

待ってる 橘屋草子

「待ってる 橘屋草子」あさのあつこ 講談社
バッテリーではすっかり魅せられて読み継ぎました。
あさのあつこが時代物、珍しいね。
橘屋とは料理屋です。一流ではないが界隈では一流、そんな料理屋です。
橘屋の下働き、仲居、料理人のおはなしです。
長屋暮らしから奉公に入って、ちゃんと筋が入って働くのと、途中で崩れてしまうのと。
章ごとに主人公は別々ですが、通して現れるのは仲居頭のお多与、お多与にしこまれるおふく。
お多与は病気になるのだが、おふくが立派に仲居頭の役目を引き継いでいくおはなしです。
江戸の長屋もの、商いもの、芯を貫くものは、まっとうでなきゃならない、まっすぐでなきゃならない、決まりきったテーマですが、そこが快いのです。

« いかずち切り | トップページ | '09年 香港ハイキング4 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« いかずち切り | トップページ | '09年 香港ハイキング4 »

最近のトラックバック

2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30