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2009年12月31日 (木)

丸いめがねは売っていない

ここ何十年も丸いめがねを探していました。
思い切って、声をかけてみました。

丸いめがねはありませんか。
丸いめがねは無いんです。レンズを加工するのに、真円だとレンズの方向が定まらないのです。
円に近くてもわずかな楕円になるようになっています。
じゃ、めがね枠は無しでお願いします。レンズに直接金具を装着してください。
それも出来ないのです。レンズの方向が決まらないので作業が難しいのです。
数日後、チェーン店全部の店頭倉庫を探して、二個のめがね枠がありました。

なるほど、何十年も丸いめがねを探しても見かけない理由がわかったぞ。
円ではないが、わずかにひしゃげた円の丸いめがねを新調しました。
二個のめがね枠のうちどっちかを選ぶしかありません。わがままなことを言ったので、ちょっと高いものについてしまった。

2009年の回顧

年末なので、2009年を振り返ってみました。
アルバムに編集しました。
http://sherpaland.net/album/2009/2009overview.htm

今年一年、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
よいお年を!

2009年12月30日 (水)

恋細工

「恋細工」西條奈加 新潮社
金春屋ゴメスで出会った以来、西條奈加はSF作家、ファンタジー作家だと思い込んでいました。
そうではなかった。
錺(かざり)職人、細工師の世界を描いています。
職人の世界と言うと、山本一力が出てきますが、西條奈加のはちょっと違うなぁ。
もっとからっとしているんですよ。
錺職、椋屋の元締めの五代目春仙を決めなければならない。
四代目は五代目を指名する前に病気で亡くなった。
弟子に加えて、ほかから職人を引っ張ってきた。
その中から三年をかけて五代目を選ぶことになる、それが四代目の遺言だった。
ほかから来た職人は、人交じりができない、よくいえば名人気質、別の言い方ではわがままし放題のやつだった。
四代目の妹、凛は、その職人の技に魅了され、ひそかに自分でも技を再現するようやってみる。
錺職、細工師の世界では、技術・技法とは別に、意匠のセンスが問われる。
凛は意匠のセンスが抜きん出ていた。
時は水野忠邦が老中、徹底的な奢侈禁止令が行き渡っていた。
南町奉行が鳥居耀蔵で、取り締まりは容赦がなかった。
神田祭に銀細工を施した神輿を繰り出して、世間の胸をすかせる。
水野忠邦の失脚を見越してのこと、お咎めはなし。
錺職、細工師の修行のかずかず、意匠、プロデユーサーとしての役割、このへんのところが丹念に書き込まれていて、ほほうほほうの連続です。
題名が恋細工、まぁ恋もあります。
主力は恋より細工のほうにあります。
からっとしたお話しで、気持ちよく読めます。

2009年12月28日 (月)

はむ・はたる

「はむ・はたる」西條奈加 光文社
西條奈加と言ってわかってもらえるかしら。
金春屋ゴメスの作者だと言えば納得してもらえるかしら。
金春屋ゴメスの時代は現代なんですよ。ところが、パラレルワールドがあってそこは江戸時代、ちょっと歪んだ江戸時代
そんな江戸時代を手の内にしているから、まともな江戸時代をのお話しも語れるわけです。
15人の孤児の集団がいるんですよ。
何人かに別れて長屋住まいしている。
年かさの子が小さい子の面倒をみている。
いなりずしを売って稼いでいるんですよ。
お話しの語り手がじぶんのことを「おれ」と言っているから男の子だと思っていました。
女の子なんだ。北関東では男も女も自分のことをおれと呼ぶ、半分以上読み進んで、あれれ、これは女の子だと気が付いたもんです。
世話になっている御家人の次男坊が敵討ちを志している。
長屋の子供のお話しと混ぜ混ぜになりながら、敵討ちの事情もだんだんとわかってきます。
はむ・はらるとは、オランダ語でファム・ファタル、男を惑わす女のこと
雑誌連載の連作中篇です。
長屋の暮らし、貧乏人の息遣いが伝わってくる
貧乏話しでも明るい兆しが先に見える、ええお話しです。

おもたせ

おもたせとは、テレビのモーニングショー、アフタヌーンショーでしか聞くことの無い言葉です。
訂正、わたしの周辺には無い言葉です。
手土産、ギフトの意味で使われています。
おもたせとは、御+持たせる、でしょう。
訪問して、帰り際に、これを持って帰ってね、このように帰りのお土産が本意だったろうと思われます。
現在使われているのは、持ち込む状態なんですよ。
どこで転換してしまったのか、ここ最近のことでしょう。
式亭三馬や歌舞伎の台詞で聞くことはないし
夏目漱石の時代にも出て来ないし、菊池寛の時代にも無かったように思う。
現れた時期は昭和の末、平成の始めのころなんじゃないかしら。
デザートやケーキのことをスウィーツと言い換え始めた時代が疑わしい。
この「おもたせ」定着するのかどうなのか、注目しておきましょう。

下天を謀る

「下天を謀る」上下 安部龍太郎 新潮社
安部龍太郎の作品は、歴史の眼の付け所があれれというところがあるのですが
これは直球だなぁ。
藤堂高虎の一代記です。
一介の武辺の武者だったのを、豊臣秀長のもとで、為政者として教育し直された。
秀吉が、関白秀次を滅ぼし、秀長亡き後、跡継ぎ秀保も変死し、大和百万石は接収された。
以来、藤堂高虎は秀吉を見限り、徳川家康に接近する。
いや、家康が接近してくる。
その後は、外様ながら家康の幕僚として補佐する。
安部龍太郎は、歴史にとんでもない補助線を引いて、あっと驚く解釈を施すことが多いのに、この作品に限ってはそのような筋は見当たらないように思います。
大久保長安、大久保忠隣の失脚は、関ヶ原の合戦と大阪冬の陣の中間のことだった。
家康に関わる歴史小説に親しんでいたのに、そのへんの年代の前後関係を理解していなかった。
家康対豊臣の戦いの中で、大久保長安、大久保忠隣は反乱分子だったのだ。
そういう解釈で貫いて見ると、家康対豊臣の戦いはよく判ります。

2009年12月26日 (土)

福山・大谷山、北の道から

福山の大谷山ですが、徹底的に評判が悪い山です。
南から登りましたが、頂上まで自動車で登れるので、わたしも思う、全然面白くない山だ。
北から登ればどうなんだろう。
大部分が林道歩きですが、林道から山に入って行く経過が面白い。
かなりの判断を求められる山です。
南の登りを酷評するなら、北からの道を登ってみて、評価すべきだと思いますね。

http://sherpaland.net/report/ohtaniym2.htm

2009年12月24日 (木)

今年の自転車の走行記録

  年 日数  距離   時間     時速
09年 15日 534.9km 50時間22分 10.62km/h
08年 18日 674.6km 64時間56分 10.39km/h
もう年末に自転車を走らせることもないでしょう。いったん、ここで閉めましょう。
今年と去年の自転車の走行記録です。
年間1000キロ走るのは程遠いですねぇ。
山歩きもあるから両立するのはなかなか難しい。
去年と今年で進化したのは平均時速だが、今年は平地が多く、去年は峠越えが多かった、場面が違うから比較してもしょうがない。
さぁて、来年はどうなるでしょうね。

螻蛄(けら)

「螻蛄」黒川博行 新潮社
螻蛄は「けら」と読みます。題字にも大きく「けら」と振り仮名が振ってある。
ご存知、二宮、桑原のコンビが大活躍です。
今度は、本願寺を思わせるような巨大教団が舞台です。
高僧の御姿の掛け軸をめぐって争奪戦が繰り広げられます。
二宮は建設コンサルタント、工事現場のさばきを請け負っています。
桑原はやくざ、二蝶会の幹部、いけいけの武闘派ですが、金を探り当てる経済やくざでもあります。
ふたりはコンビとは言いましたが、実際は、イニシアティブは桑原にある。二宮は巻き込まれて、みかけパシリ状態になっております。
桑原が二宮を呼ぶのに、おまえと呼ばずに、二宮くん、と呼んだら、こりゃぁもう、うんもすうもない、言われた通りに動くしかない。
二宮桑原のシリーズは「疫病神」「国境」「暗礁」「螻蛄」で四作目
印象ではもっとあるように思ったが、一作一作が強烈なので数が多いと錯覚したんでしょうね。
この作品、迷惑なところがありましてね、読み始めたら、夜が更けようとどうなろうと、最後まで読み続けてしまうことになる。
中毒症状になってしまうんですよ。

2009年12月23日 (水)

セーフモードが頻繁に

今月、これで3回目かな、4回目かな
パタッと画面が変わって、セーフモードのきちゃない画面を見ることになる
何年かにいっぺん見ることはあったが、これほど頻繁に出現することはなかったのに

あのねぇ、パタッと画面が落ちて、最初から起動したほうがよろしいか
セーフモードで済んでるからまだマシなんだよ
画面が真っ暗になった場合は、閲覧の履歴も残らないし、作業中のすべてが残らない、そっちのほうを選ぶのかね

そりゃまぁその通りなんだがね
衝撃の度合いはセーフモードのほうが大きいのだよ
パッタリこけてしまえば、完全にリセット、諦めも付くというものだからね

もう「とんど」の準備が

大谷山に登ろうと、福山に行ってきました。
芦田川の川沿いに「とんど」の準備が完了しています。
芸備線沿線の各地でよくみかける「とんど」は青竹を束ねて三角錐に結んだものです。
福山の「とんど」は四隅が青竹で、わらのすだれで囲ってあって中の構成はよくわかりません。
早い話が、櫓を組んであると思ってください。
びっくりしたのは、準備が早すぎること
まだ年末ですよ、1月15日が「とんど」でしょうが、一ヶ月も前から準備が終わっているとは、ちからの入れ様がわかるでしょ。
ん、大谷山?
天気予報と大違いで、雨が降るは降るは、こんな日に山歩きはするもんじゃない、山に入るのは止めにしました。
アプローチの場所だけ確認しました。
ははん、ここから入って行くのだな。

2009年12月21日 (月)

ラジオ特有の言い方

○抽選の発表は発送をもってかえさせていただきます。
○送料は地域によって異なります。
決まり文句だねぇ。
○抽選の結果は発表しません。当選者には必ず送ります。
○送料は地域によって違います。
ラジオは話し言葉、耳で聞く言葉なのに、文章語で語るのはなぜなんでしょうね。
決まり文句、言い古された言葉で語っていれば問題がないとしているんでしょうかね。
なまの言葉で語ると、尖って聞こえると、スポンサー、代理店は避けているんでしょうかね。

2009年12月20日 (日)

甘苦上海 I II III IV

「甘苦上海」I II III IV 高樹のぶ子 日本経済新聞出版社
日本経済新聞の連載小説です、08/9/30~09/10/31
日経新聞の連載小説というと、紙面の堅いのとはかけ離れて、渡辺淳一などセックスまみれの小説が連載されるのが有名です。
これも、性愛場面がふんだんに登場するといえばええのかなぁ。
ヒロインは51歳、上海でエステのチェーン店を経営しています。
30代の若い男と知り合います。
続いて、日本企業の上海支店長と知り合います。
ふたりとはどうのように知り合ったのか、読んだけど覚えていないのですよ。
読み始めのころは、突き放して読んでいたので、読み流しで記憶にとどめようとは思っていませんでしたので。
若い男には日本にいたころ心に深い傷を負っているようです。
その心の傷を探るのがお話しの展開になります。
性愛にあふれているといっても、読んでいて、興奮したり勃起したりはしません。
遠くのことのお話しのよう、体操競技を見ているようなもんです。
なれそめは肌と肌のふれあいだけの関係が、だんだんとひととひととのふれあいの関係に変わっていきます。
もともと、上海の雰囲気、空気、建物のありよう、何がうまいのか、データを拾うつもりで読み始めた小説でした。
街の空気はじゅうぶんに伝わってきます。
詰まっている情報量はたいしたもんです。
お話しの本筋が面白くて、周辺情報が確保できるのですから、読んでみて損は無い、お勧めです。

2009年12月17日 (木)

@niftyの残容量

@niftyを使っていますが、cgiの分野だけに限定して使っています。
世間の目に触れるのは、しぇるぱ内部検索 ここだけです。
ほかは各ページの解析で、これは非公開でしています。
------
総容量 :100MB
Web領域使用量 :64MB
Web領域空き容量 :36MB
料金 :無料
------
cgiの文字だけなので、各ページの文字数はしれたもんです。
はるかに余裕があると思っていましたが、意外に窮屈になっています。
たしかになぁ、1ページの文字数は少ないが、ページの数が多いものなぁ。
半年後、一年後には点検して、有料で使用量をひろげることも考慮しなくては。
(以上、私的メモでした)

2009年12月15日 (火)

八仙嶺、七仙嶺

先日、香港の八仙嶺に登ったので検索してみました。
指違いで、七仙嶺と打ち込んで検索してしまった。
あるんですね、中国、海南島に七仙嶺という山があるのでした。
これは面白い、九仙嶺、六仙嶺、五仙嶺はどうじゃ?
さすがにそんな名前の山はありませんでした。
その七仙嶺、ちょっと登ってみたいもんだね。

2009年12月13日 (日)

毛利元就の山、郡山城址

お山歩くらぶの忘年会例会で、安芸高田、吉田の郡山に行ってきました。
郡山城址は何度も登っていますが、今回、新発見をしました。
何を発見したかは読んでみてね。
山は低く、コースは短いのに、文章は長い。
そうなんです、歩くに従って、思い出したり、考えたり
山のお話しからはみだして、他の事を語るのが好きなんでしょうね。

http://sherpaland.net/report/kohriym2.htm

2009年12月11日 (金)

ぶっぼっぶっぼっぶっぼっぶっぼっぶっぼ

ぶっぼっぶっぼっぶっぼっぶっぼっぶっぼ
このフレーズは、小説「ブラバン」で読んだものと思い込んでいました。
読み終えて、ページをパラパラとめくって、ぶっぼっぶっぼっぶっぼっぶっぼっぶっぼ、を探しました。
みつからなかった。

今夜わかりました。
NHKBS3番「どれみふぁワンダーランド」で耳にしたところです。
番組の中で
「ビオラは陰の薄い楽器というのは本当なの?」
「そう、オーケストラの予算がはみ出すと、真っ先に削られる楽器だね」
「別の意味で影の薄い楽器があるんだよ、ファゴット」
ぶっぼっぶっぼっぶっぼっぶっぼっぶっぼ
「他の楽器はメロディーを奏でるのに、曲の最初から最後までずっとこれ」

あのね、小説「ブラバン」を読んだのは先月でしょ。
さっき聞いた、ということは、時間の系列が狂っているんじゃないの。

いやいや、「どれみふぁワンダーランド」はBS2番で土曜日に先に放送しているんです。
あれはもっと前だな、春ごろに聞いたような気がする。
繰り返してBS3番で放送し直しているんですね。こっちは金曜日。

ちゃらっちゃちゃっちゃちゃちゃ ちゃらっちゃちゃっちゃちゃちゃ ちゃらっちゃちゃ
ぶっぼっぶっぼっぶっぼっぶっぼっぶっぼ
「くるみ割り人形」のメロディーにかぶせて、ファゴットの音が流れます。
いたく印象に残った音でした。
小説「ブラバン」の中に出てきて当然の場面です。
そりゃぁ錯覚するよなぁ。
解決して、よかった、よかった。

ひゃぁ、年賀状ソフトが

年賀状ソフトを起動させようとしても、起動しません。
CDを探して、上書きインストールしました。
今度は、住所録が見当たりません。
探しまくって、年賀状ファイルとは別の場所にあるのを見つけました。
思えば、今年の5月、パソコンがぐちゃぐちゃになって、止むを得ずCドライブをフォーマットしたことがありました。
その後遺症で、年賀状ソフトが起動しないのだろうし、最近使った住所録の記憶も消えてしまっていたのだろうと思います。
トラブル発生、でも今の時期でよかった。
年末どたんばだったら、パニックになっていたことでしょうね。

2009年12月10日 (木)

レッドゾーン

「レッドゾーン」(上下)真山仁 講談社
ハゲタカに続く鷲津政彦のシリーズです。
本のハゲタカを読んだのは数年前です。
その後、NHKのドラマハゲタカを見て、レッドゾーンに続くと、相互の関連はどうだったかな、と混乱することもあります。
中国が日本の自動車産業に触手を伸ばしてきます。
アカマ自動車にTOBを仕掛けてきます。
太子党(中国高官の子弟)で上海ファンドです。
これはダミーで、裏には国家ファンドが控えているふしもみえる。
鷲津政彦を中国のファンドトップに取り込もうとする動きがある。
アカマ自動車は鷲津政彦をファイナンシャルアドバイザーとして協力を求めてきた。

ひとが死ぬわけではないので草食系か
いいえ、血は流れないが、骨太の肉食系のお話しです。
いったん読み始めると、夜が更けようが最後まで読み通してしまいます。

2009年12月 9日 (水)

おっとりがた、おっとりがたな

おっとりがた
おっとりがたな
漢字に変換すると、おっとり型、押っ取り刀
片やのんびり、片やどたばた
一字の違いで正反対

ぅぅむ、あまり出来のええシャレじゃないな。
考え落ちだし、時代劇に馴染んでいないと意味がわからないだろう。

出直してまいりますm(_ _)m

2009年12月 8日 (火)

ちゃんと存在していました

きのう、ソフト開発者のページが消えてしまった、と述べましたが
ちゃんと存在していました。
きのうの場合、クリックしてもページが開かず、URLが存在しません、とか、管理者によって公開を拒否されました、などの文言が出てきます。
ページの書き換えで転送中だったのかもしれません。
健在なので安心しました。
デマを流したので、取り消してお詫びします。

2009年12月 7日 (月)

マヨラーに違和感

マヨネーズ好きをマヨラーと呼ぶ一部のひとがいます。
シャネルに夢中のシャネラー、安室奈美恵のファンをアムラー、その流れの中で始まった言葉なので、マヨラーなんです。
マヨネーズなら、マヨネーザーでしょう。
○○ラーの時代なので、マヨラーと命名したのでしょうが
もともと、マヨラーには違和感を持っていました。
ずいぶん時期はずれですが、異議あり、その名前はオカシイと指摘しておきます。

ソフト開発者のページが消えてしまった

Google Map なんですが、表現するには「轍」の手順に沿ってやっております。
カシミールとは違う表現で、便利なものです。
とりわけ、外国で地図に足跡を記録するにはこれ以外のものを知りません。
久しぶりに轍のページを訪問しましたが、消えてしまっています。
どうしたんだろうなぁ。
普通、ページが消えてしまうのは、亡くなったか、心が折れたか、なんですが
そうでなきゃええのですが。
別のサーバーで復活しているならええのですが、気がかりです。

2009年12月 6日 (日)

沈黙の森

「沈黙の森」駆星周 徳間書店
このところサラダやお浸しのような野菜もののお話しばっかりに接していたので
血の滴る肉食ものを読んでみる気になりました。
20年前には、新宿で暴れまわっていたヤクザが今では軽井沢で別荘の番人管理人をしています。
そこへ、組の金を5億盗んで軽井沢へ潜んでいるらしい。
金を取り戻そうとヤクザが動き出し、対立する組織も横取りしようと入ってくる。
別の元ヤクザも聞きつけて探しに来る。
静かに暮らしていたのに、否応なく巻き添えになって、応戦しなきゃならなくなる。
ひとが死ぬよ。なんぼでも死ぬよ。
警官も何人も死ぬ。
これほどひとが死ぬのに、主人公の元ヤクザ、別荘の管理人に感情移入しているんですね。
がんばれ、切り抜けろ。
最後は、逮捕されたり、射殺されたりの場面はありませんが、先には希望がないのをほのめかして終わっています。
大部分が会話のやりとりで、読みやすいのなんの、今これは誰と誰が話しているの?そのうち判ってきます、ページをめくればお話しはどんどん展開していくのだから。
草食系の本もええけど、肉食系のの本もなかなかええもんです。

2009年12月 4日 (金)

エコポイント、やっと到着

先日、家電のエコポイントがまだ来ないとぼやきましたが
今日、やっと到着しました。
申請してからあしかけ四ヶ月、長過ぎるよねぇ。

2009年12月 3日 (木)

みぎひだり、左右

日本ではみぎひだりと言うのが普通で
中国では左右と言うのが普通なのだそうな
右と左、どっちが上位か、重要視するか
日本と中国とでは、順番・立ち位置が違うのだそうな

中国語の権威の解説なんですが
信じられるような、もひとつ怪しげなような
さらに言えば、どっちでもええような

ねずみ石

「ねずみ石」大崎梢 光文社
祭りのしきたりで、子供たちのイベントがある。
神前に供えた石を祭りの前夜にムラのあちこちに小石を隠すのだ。
小石には、子と書かれた石が7個ある。他には○と書かれた石がたくさん。
子と書かれた石を持つと願いが一個叶うという。
○の石はお守りと交換してもらえる。
これは事件に絡む重要な石なので覚えておいてね。
4年前に、祭りの最中に殺人事件があった。
小学生が行方不明になって、翌朝になってみつかった。
その行方不明の子が中学生になって、名前がサト、祭りのことを教えて、と近づいてきた子がセイ、彼らは中一だが、中三の先輩の子がシュウ、祭りの奉納の踊りの稽古をつけられている。
この三人がなにをするか、4年前の祭りのときの殺人事件を探りはじめる。
サトにとっては行方不明のときにその前後の記憶を失って、失った記憶を取り戻すこと
セイが焚き付けて始めたことで、あまりに積極的なのは何か意図があるのか
シュウには兄がいて、殺人事件の容疑者として疑われていて、その嫌疑を晴らすこと、あるいはその真相を探ること
探っているうちに
再び殺人事件が起きる。
これ以上は粗筋は明かさないことにします。
中学生のお話しで、児童書のような一般書のような、ヤングアダルトの分野に属するでしょうね。
大崎梢は「片耳うさぎ」などでおなじみの作家なんですよ。
クライマックスの部分では、読んでいて、思わずぞっとして、こりゃぁ児童書の分野を越えているな、と感じたものでした。

2009年12月 2日 (水)

クリント・じじーストウッド

今週のNHKBS2で、クリント・イーストウッドの映画を3晩連続でやりました。
歳を取っても監督主演でたいしたもんです。
クリント・じじーストウッド
これは尊称です。

2009年12月 1日 (火)

プサンの火災事故の入院費用

全国紙では見たことも無い記事なので採録しました。
長崎新聞
釜山火災の治療費、日韓政府動き鈍く 雲仙市が再度保証
 韓国釜山市の射撃場火災で、同市のハナ病院に入院していた原田洋平さん(37)=雲仙市吾妻町=が27日に死亡したのに伴い、病院は遺体を家族に引き渡す条件として、先に死亡した中尾和信さんのケースと同様に雲仙市に対し、約1500万円の治療費の保証を要求した。市は日韓両政府が対応するよう求めたが、両政府は「病院と遺族の間の問題」とし、積極的に解決に動かなかった。市は最終的に保証に応じた。

 雲仙市によると、保証せずとも遺体を引き渡すよう日韓両政府を通じて求めたが、病院は拒否。さらに市は「治療費には原因者負担の原則があり、出火元の射撃場が支払うべきだ」として、現地の釜山市や韓国政府が保証するよう要求。しかし、韓国側は「日本のツアー会社が加入する日本の保険から死亡補償金2500万円が支払われ、それが治療費に充てられる」として拒否したという。

 保証に応じた奥村慎太郎雲仙市長は「嘆き悲しんでいる家族がすぐそばにいるのに、『市は保証する義務はありません』と突っぱねられない」と話した。

 一方で市長は「海外の病院から邦人の治療費の公的保証を求められたら、すべて市町村が対応しなければならないのか。在外邦人保護の義務は一義的には政府にあるのではないか」と困惑を隠さない。外務省の担当者は「海外には事故で入院している邦人がほかにもいる。国が個人の債務を保証するようなことはできない」と言う。さらに「韓国政府に協力をお願いしているが、ハナ病院は民間なので、最終的には病院の判断に委ねるしかないのではないか」と話す。

 雲仙市幹部は「今はまだ治療費が保険金の額を下回っているので、すぐに保証できる。だが治療費が保険金を上回れば、市の財政負担が現実味を帯びてくる。そうなれば保証に議会の議決が必要になり、退院の日に即対応するのは困難」と話した。ハナ病院には現在も雲仙市の笠原勝さん(37)が入院している。
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20091128/01.shtml
遺体を人質に治療費を要求する病院には驚きます。
海外旅行では保険を手厚くかけておかないと、とんでもない目にあうなぁ。

くちきき

道の改良工事をしてもらおうと
市会議員と市の職員に現場に来てもらいました。
市会議員を引っ張り出すのは、<くちきき>を期待してのことです。
さて、くちきき
口聞きでしょうか、口利きでしょうか。
話しを聞いてもらうのが主眼ではない、聞いた話しを実現してもらうこと
その意味からすると、口聞きよりは口利きのほうが趣旨に合っている、のかな。

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