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2010年1月18日 (月)

ザ・クリスタルボール

「ザ・クリスタルボール」エリコフ・ゴールドラッシュ ダイヤモンド社
表紙の腰巻に、売れ残るリスクを取るか?売り逃がすリスクを取るか?
そう、在庫に関する経済書なんです。
通常の経済書、ハウツー本は理論的な構成なのが当たり前です。
この本は、小説仕立て、物語口調で在庫について語っています。

アメリカフロリダの地方スーパーの一店舗で、天井の水道管が漏水して、倉庫が水浸しになった。
緊急的に統括倉庫へ店の在庫を移した。
そこから随時在庫を引き出して売り場に供給するようにした。
以来、売り上げは上がる、利益率は上がる、資本の回転率は上がる。
この店舗のやりかたを全店に敷衍する、こういうお話しです。

そうそう、クリスタルボールとは、占いの水晶の球のことです。
占いで当たれば、在庫の問題で悩むことはないのですがね。

現役の在職当事、在庫の問題では常に悩みのタネでした。
現実には、売りそこなったリスクが残った、仕入れを間違えたリスクが残った
もっと後ろ向きで、この本のように、売り逃がすリスクに挑戦する、そんなもんじゃありませんでした。

退役した今なら、とてもよく判ります。
在庫は、いつでも悩みのタネです。

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