われに千里の思いあり(上)
「われに千里の思いあり(上)」中村彰彦 文芸春秋
風雲児・前田利常 とサブタイトルにあります。
上中下と三部作ですが、藩主が違えば別々のお話しと思えばええでしょうね。
前田利家の子として生まれて、兄の二代目利長の養子に直って、跡継ぎとなる。
初代、二代目は、羽柴筑前守なんですよ。
三代目利光は、元服親を徳川秀忠にしてもらったので、松平筑前守、さらに、幼くして、秀忠の娘を奥方に貰い受ける。
サブタイトルに、前田利常とあるでしょ、どこから前田利常が出てくるのかとページをめくっていたが、最後まで前田利常の出番はなかった。
ウィキペディアで探すと、二代目利長が隠居して、利光が藩主を継いだとき、利常と名前をあらためた、とある。
この小説では、ずぅっと利光で押し通している。
タイトルと中身が違う、珍しい例ですね。
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