われに千里の思いあり(中)
「われに千里の思いあり(中)」中村彰彦 文芸春秋
サブタイトルに快男児・前田光高
上巻が前田利常、前田利常の後半生です。
大阪冬の陣夏の陣から徳川家光治世の時代のころです。
利光が名前を利常にあらためたのが、光高元服のとき
光高の奥方には、水戸徳川から将軍家に養女となり、前田光高に降嫁します。
三代目利光、四代目光高に将軍家から嫁入りを受けたからとて、安泰とは限らない。
大名家とりつぶしが頻発し、隙は見せられないと警戒します。
鼻毛を伸ばし、ばか殿を装ったのは三代目利光(利常)です。
ばか殿前田、このエピソードが有名で、どの時代の殿様なのか、なんとなくどこかで聞いたお話しですが、三代目利光(利常)のことでした。
四代目光高は31歳で心筋梗塞で亡くなり、三代目利光(利常)が遺児の成長を待って、藩政に復帰することになります。
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