生還
「生還」大倉崇裕 山と渓谷社
サブタイトルに、山岳捜査官・釜谷亮二
山の犯罪を専門に担当する警察組織が、まぁ、あるとしましょうか。
山は北アルプス、架空の山です。
それはないやろ、下界での犯行現場は新宿歌舞伎町だったり、大阪ミナミだったり、架空の街というのはあまりないことです。
槍ヶ岳、西鎌尾根のどこどこなど、具体的なポイントで示してほしかったなぁ。
犯人対捜査官、この構図は当たり前なのですが
第三話、捜索では、研修で来ていた、福島県境の山で遭難があった。
これは、犯罪ではなく、遭難救助なのだが、福島県警との対立があって、そのへんの折り合いに苦労する話し、そのあたりが一番面白かったですね。
山岳捜査官とはあまりにスーパーヒーローで、したてに出なきゃならない場面など、人間的で面白いじゃないですか。
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