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2010年3月 9日 (火)

図書館の水脈

「図書館の水脈」竹内真 メディアファクトリー
お話しの筋書きがあるのかどうか、エッセイみたいな小説です。
ワタルとナズナ、美容院で知り合った客と美容師です。
なんとなく、遠くまで出かけてみようかな、小説家の十年選手、甲町岳人。
彼は学生の頃、おじが婿入りした先を訪問して、おじは婿の立場なので言い出しかねて、図書館の畳の部屋に泊められたことがある。
ワタルとナズナ、甲町岳人は讃岐のうどんやで知り合う。
村上春樹の「海辺のカフカ」この本に書いてあるうどんに惹かれて讃岐のうどんやに来たのだ。
タウンガイドブックの「海辺のカフカ」マップの作成者が三ツ木美和、昔、おじが泊めた図書館にあった本の名前が美羽水月
三ツ木美和は徳島某地の図書館の司書ということがわかった。
三人は、讃岐から徳島へ向かう。
ここから先は粗筋紹介は止めにします。
道中双六のように転々と話が飛び飛びに展開していきます。
「海辺のカフカ」は読んでいなくても差し支えはないが、読んでいれば味・雰囲気がさらに深まります。
「海辺のカフカ」をキーにして、お話しを運んでいく、エッセイみたいな小説だと最初に言いましたが、強い発信力を待つものではありません。

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