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2010年4月 7日 (水)

二人道成寺

「二人道成寺」近藤史恵 文芸春秋
歌舞伎の世界にどっぷり浸かったお話しです。
梨園の御曹司で、女形のスター、岩井芙蓉、中二階から名題に出世した女形、中村国蔵
出自・芸風の違うふたりを対比しながら運んでいくお話しです。
読みながら混乱したけど、今と一年前半年前と、場面が交互に出てきます。
芙蓉の妻が火事で意識が戻らない植物状態になった。
その原因は、動機は、それを探るお話しです。
「野崎村」「摂州合邦辻」の役柄、心意気をなぞらえて、お話しを運んでいるのだそうだが、モトネタに詳しくないので置き去りにされたようなもどかしさはあります。
予定調和、あるいはミステリーの上での予定調和というものがあります。
予定調和どころか、だしぬけな終わり方で、え、これからどうなるの、もうちょっとお話しを語ってほしいものです。

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