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2010年4月26日 (月)

小太郎の左腕

「小太郎の左腕」和田竜 小学館
「のぼうの城」「忍びの国」の和田竜の作品ですよ。
鉄砲が出てくるから戦国時代後期ですよね。
地方豪族のうち盟主として遠慮がちに采配を振る時代、というと前期中期のことなのだが、大名がまだ確立されていないローカルなどこかのことなんでしょうね。
侍大将の林半右衛門、敵対する陣営には、花房喜兵衛、どちらも功名名高い好敵手で、どちらも一目置いている。
盟主の跡継ぎとして、戸沢図書がいる。
評定巧みな図書と戦働きの半右衛門とはぜんぜん反りが合わない。
鉄砲上手な11歳の子供で小太郎がいる。左利きなのだ。
雑賀から流れてきた子で、鉄砲上手は雑賀仕込み。
鉄砲が普及した時代なのに、気分は鉄砲以前で、矢合わせのつぎ、槍の叩きあい、あとは一騎がけで将士が馬上で切り結ぶ。
一昔前の戦が鉄砲で破壊されるところは小気味がええよなぁ。
エンディングは語らないで置いておきましょうね。
そうそう、盟主の交代について語っておかねば。
盟主は単に盟主なんですよ、人望の厚い将が現れると、盟主の座は明け渡さねばならない。
これは下克上とは違うのです。
議長の交代と同じことなのです。
場合によっては、敵陣営の将を盟主にいただくこともある。
これは裏切りではないよ、こんな離合集散の時代なんです。

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