特異家出人
「特異家出人」笹本稜平 小学館
家出人には、警察の扱いでは、普通の家出人と特異家出人の区別があるのだそうです。
10歳の少女が近所のおじいちゃんがいなくなった、探してほしい、と警察に依頼がくる。
状況は、単なる家出ではなく、拉致監禁誘拐が考えられる事案だ。
警視庁捜査一課特殊班は所轄と一緒に捜査に当たる。
自動車で足がついて、鹿児島に犯人も老人もいると考えられる。
ここから先は、小説の中身のお話しだから、語りませんがね。
笹本稜平は、「太平洋の薔薇」「グリズリー」「極点飛行」など、冒険小説、謀略小説の語り手だと思っていました。
そうでした、「素行調査官」を読んだことがありました。警察小説の語り手でもありました。
同じ捜査一課でも、すでに起こってしまったことを調べる殺人の捜査とは違うのです。
捜査一課特殊班は、誘拐など今起きている事件を扱うのです。
なるほどなぁ、人が死んだから捜査するのと、下手すると人が死ぬかもしれないのとは、大違いです。
またひとつ、警察のことについて詳しくなってしまいました。
« プリントスクリーンで戸惑う | トップページ | 新しいブラウザがみっつ »
コメント