とまどい関ヶ原
「とまどい関ヶ原」岩井三四二 PHP
どれもこれも、関ヶ原のころのお話しです。
葉武者から徳川秀忠まで、各階層さまざまなお話しです。
安国寺恵瓊や徳川秀忠などの大大名、大名の世界は感情移入もできないが、少身の領主やこっぱ武者の世界ならこれならわかる、応援したくなる。
大根を売る武者:大阪で人質になっている奥方に連絡を繋ぐ武者
百尺竿頭に立つ:安国寺恵瓊
松の丸燃ゆ:伏見城、徳川の城だが大坂方の攻められる、防衛戦に駆り出された甲賀武者
日本一幸運な城の話:犬山城を守る代々の領主
草の靡き:朽木家の悩み、関ヶ原で、合戦のどたんばになっても、東につくか西につくか
すべては狂言:吉川広家
敵はいずこへ:徳川秀忠
十九歳のとまどい:若い殿様で世渡りの術を知らず、すれっからしの殿様に翻弄されて生け贄にされるお話し
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