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2011年2月18日 (金)

天下商人

「天下商人」高任和夫 講談社
サブタイトルに、大岡越前と三井一族
江戸幕府の経済体系は米高制、武士は扶持米を売ってその代金で暮らしております。
一方、商人は貨幣制度、米本位制度と貨幣制度が衝突するのは必然です。
幕閣は、米価が下落して諸色(物価)が高騰するのに悩んでおります。
米価が低いと旗本御家人の生計が成り立たない、将軍吉宗の意識は常にそこにあります。
江戸南町奉行の大岡越前は米価が低くなる原因はつかんでおりました。
各藩の財政が悪化して、本来備蓄しているはずの備蓄米も大阪の米商人に売らざるをえない。
供給過剰になって値崩れを起こすのです。
さらに、新田開発も進んで、米の供給過剰に拍車をかける。
三井家は、伊勢の松坂から京に進出して、江戸、大阪を抑え、本家六家、連家三家の連合で、総領家がとりしきる体制を整えています。
三井家は呉服商、為替商に商権を限定して繁栄していきます。
江戸の金本位制、大阪の銀本位制、為替の比率の統制を図ろうとして、大岡越前は為替商に仕掛けます。
初戦は、大岡越前の敗北、統制に失敗します。
のちに、再び統制を仕掛け、北町奉行の任を解かれることで、またもや大岡越前の敗北。
数年後、大岡越前の見積もった比率に落ち着いたのだが、これは相場の成り行きという結果でしょう。
経済原論を読むようで、実に面白い。
今の日本は円で全国共通ですが
金何両、銀何匁、ふたつの経済単位が同じ国内に同居していたのです。

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