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2011年3月11日 (金)

佳代のキッチン

「佳代のキッチン」原宏一 祥伝社
佳代は30を過ぎているが、中学のとき、両親が蒸発してしまった。
中卒で給食センターに入り、調理の腕を磨いていく。
あれから15年経った。
今は、軽のワゴンにキッチンを積んで、客の求めに応じて調理している。
客は食材を持ち込んで、どんな料理に仕上げてほしいか、を伝える。
車内に寝泊まりしながら移動して行くのだ。
旅するのは、両親を探すため、かすかではあるが、痕跡が残っていて辿って行く。
横須賀、京都、松江、東京押上、盛岡、函館
両親は、コミューンに心酔してヒッピーとして漂泊して、佳代を生み、また旅に出たものらしい。
両親に逢えたか逢えなかったかは、言っちゃいけないだろう。
松江篇で、出会ったお婆さんの出身が松江市郊外の恵曇(えとも)漁港
わたしが自転車を走らせているうち、たまたま通った漁港が恵曇(えとも)漁港
国道の高架橋の下で、先を急ぐひとには目に止まらない漁港です。
たまたま知っている土地が書いてあったので、心がほっこりしたが
ほんの数行の記述です、全体の流れに影響するもんじゃありません。
ま、そんなこんなもあって、ええお話しや。佳代も土地土地の登場人物もみんなええひと達や。
両親についてはねぇ、社会的にはええひととは言えないが、思うところをまっすぐ生きたんでしょうね。
佳代さん、いじらしいし、いとおしいし、応援したくなるなぁ。

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