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2011年3月26日 (土)

若様組まいる

「若様組まいる」畠中恵 講談社
明治維新から20年後のころ、世が世なら旗本の若様なのだが、昔からの家人を養っているので、どこかで働かなくてはならない。
巡査になろうと決めて、巡査教習所の試験を受ける。
無事に受かって、入って見ると、若様組、薩摩組、静岡組、士族組、平民組、出自・育ちで自然に集まったり反発したりはあるもんです。
徳川家が静岡に引っ込んで、一緒に静岡について行った流れと、東京にそのまま残った流れとは、同じ旗本若様でも肌合いが違ってくる。
2ヶ月の教習期間だが、武術系統は得意でも、刑法、治罪法、衛生など、多岐にわたっている。
治罪法とは、現在の刑事訴訟法に相当する。
衛生とは、明治の当時、伝染病は警察が担当するのだ。
大部分は、教習で小試験で不可を取ったら追試で回復すること、出来の悪い教習生を連帯で掬いあげること、このあたりが面白いところです。
世間では、ピストル強盗が出没していて、教習生がピストルで狙撃されたり、市内巡回の訓練中に襲われたり、絡みの筋があります。
畠中恵は、「しゃばけ」に代表される妖(あやかし)のシリーズが有名です。
元幕臣の巡査、若様組の別作もあるようです。これもシリーズ化するのかな。

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