囲碁小町嫁入り七番勝負
「囲碁小町嫁入り七番勝負」犬飼六岐 講談社
薬種問屋の娘で、碁が強く、囲碁小町と呼ばれております。
御典医の隠居と碁を打って、容赦ない勝ち方をしました。
孫の嫁にきてほしい、囲碁の七番勝負をして、負ければ嫁に来てほしい。
御典医と薬種問屋、断れば角が立つ、勝てば嫁入りの話しは流れるのだ、受けて立とう。
中編小説が7本です。
対戦相手はどれも段位にして上位者です。そこを互先、平手で打つのが条件です。
3勝3敗、最後の章で勝負が決まります。勝ったか負けたかは語らないでおきます。
囲碁の打ち方を知らないでも読めますが、そりゃぁ、知っていればより深くお話しが納得できます。
幸い、棋譜が出るほど専門的ではありません。
麻雀小説というジャンルがあります。
そこでは配牌の絵がないとお話しが進まない、言葉で語ったのではお話しにならないのです。
そういうものじゃないから、まだ理解しやすいです。
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