偉大なるしゅららぼん
「偉大なるしゅららぼん」万城目学 集英社
しゅららぼんはしゅららぼん、シュランボンではないし、モランボンとはなんの関係もない。
琵琶湖のほとり、石走の街に日出一族の本拠がある。城跡のお屋敷なのだ。そこへ一族の優れた子は集められる。
石走高校に入学してみると、同じクラスに棗がいた。
日出一族と棗一族は、長年対立していたのだ。
もともとこの城の城主は速瀬、日出家が明治以後に城を買い取ったものなのだ。
現在、速瀬家の当主は石走高校の校長をしている。
その校長、速瀬が、三日以内に城から出て行け、日出一族は琵琶湖の土地から立ち退くように、と申し渡す。
日出家の当主は速瀬のちからで固まってしまった。
同じことが棗家でもあり、棗家の当主も固まってしまった。
さぁて、これからは、ということですが、ここからは粗筋は公開しません。
万城目学は、ストーリーテラーで、この先のお話しはどうなるの、読み手の先読みの裏を行って、ページをめくるたびに驚きです。
「鴨川ホルモー」「鹿男あをによし」「プリンセス・トヨトミ」どれも驚きビックリの作品で、気に入っております。
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